(14) 辺地については『大経』(『大正新修大蔵経』12No.360) 275頁C13■16行を参(15) 婆藪槃豆菩薩造,菩提流支訳「無量寿経優婆提舎願生偽』(『大正新修大蔵経J26 No.1524) 230■231頁。菩薩との関連が,知恩院本では二十二の菩薩形と三十二の比丘形という大勢が描かれ,何らかの特別な信仰背景が予測される。照。また四疑という単語は経典内には見いだされないが,『大経』278頁a20■28 行に説く胎生化生の箇所に,「若有衆生。以疑惑心。修諸功徳。願生彼国。不了仏智。不思議智。不可称智。大乗広智。無等無倫最上勝智。於此諸智疑惑不信。」とあり,「仏智」「不思議智」「不可称智」「大乗広智」「無等無倫最上勝智」の五智を疑うことが記されるが,最初の「仏智」は以下の四智をまとめた言葉と考えられるので,不思議智以下の四つの仏智を疑うことから,四疑としたと考えたい。-474-
元のページ ../index.html#485