(4) 山岡泰造「狩野正信/元信」『日本美術絵画全集7狩野正信/元信』集英社(5) 村重寧「狩野派様式の成立とやまと絵---f云元信筆『釈迦堂縁起』の意義『ミュージアム』3431979年この「仏伝図」十三幅の図版は,他に,『仏伝図』(毎日新聞杜1988年)に掲載されている。尚,その制作時期については確証はないものの,百橋氏の『仏伝図』及び毎日新聞杜刊の『仏伝図」双方に,明時代の作として紹介されているので,それによった。(7) 各幅の法量を以下に記す(それぞれ縦x横,単位はセンチメートル)。第一幅132.5 X 66. 7 第四幅132.6X 66. 7 第七幅132. 7X 66.6 第十幅132.4X 66. 7 第十一幅132.6 X66. 7 第十二幅132.8 X66. 7 第十三幅132.5 X 66.8 いた。「文化十二乙亥六月三十九世覚昌修復之釈雌八相絵十二幅之内第一宝永五戊子六月初六箕現住騰雲修復焉」(この第1行めと第2行めは別の紙に書かれているが,現状では両者を貼り合わせて1枚に仕立てられている。これと同種の紙は11枚あった。それらには,第2行めの「十二幅之内第一」の「第一」の部分のみを「第十一」まで変化させる以外は同じ文言であった。)「文化十二年乙亥六月当山第三十九世住法印覚昌亦復修補焉安永四年乙未八月日当院第三十二世住法印恵峯再修補之此雪山絵像者邦君龍伯公令国分龍昌寺寄進焉春秋幾年為重宝干時寛保三年春寺社所取次以平田元右衛門尉有仰渡其旨趣者此雪山尊像与大乗格護之釈迦八相之尊像同筆也妥以令彼加此八相之尊像自今以後可致当寺法物由来知焉依之彩色闘所令木村探元補之延享元年初夏加修補者也延享元甲子歳五月日大乗院第二十六世住法印盛巖復之1978年(6) 同氏『仏伝図』(『日本の美術』267)至文堂1988年(8) 現在,箱の中に納められているいくつかの付属文書には,以下のように記されて」第二幅132. 7 X66. 7 第五幅132. 6 X 66. 6 第八幅132.3X 66.0 -601-第三幅132. 7X66.4 第六幅132.6X 66.6 第九幅132.2 X 65.4
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