鹿島美術研究 年報第13号別冊(1996)
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rみづゑ』(創刊号から二五0号まで),『美術園』(全冊),『東洋美術』(全冊),『方―—ーピラネージ全版画(附属図書館亀井文庫蔵)Romane, 1756)については,アンリ・フォションの著作(H.Focillon, Giovanni Battista Piranesi, Paris, 1918; Giovanni Battista Piranesi, Essai de catalogue raisonne de son oeuvre, Paris, 1918)を基に某礎データの記載を行い,さらに展覧会図録など邦いまだ実用に耐えるものを生み出すに至っていないが,資料特性と入力方法の相性について相当量の実験データを得ることができた。一八三六年から一八三九年にかけパリの出版社フィルマン=ディドがジョヴァンニ=バッティスタ・ピラネージおよびフランチェスコ・ピラネージの版画を編んで出版した『カルコグラフィー・ピラネージ全二十九巻』(元版は一七五六年から一八〇七年にかけて出版されたもので,これらに関する書誌データは下記のフォションの「カタログ・レゾネ』,六七一六八頁に掲載されている)には,代表作「ローマ遺跡」の連作をはじめとする原寸大版画千百八十点が収められている。そのなかで附属図書館架蔵本全二十七巻の図版本から約四百点の図版を選び出し,4 X 5のフィルム媒体からフラットヘッド・スキャナーで画像を入力した。さらに,第ーから第四巻(LeAntichita 語文献のあるものについてはそれらの解説も加え,データベースとして一応の体裁を整えることができた。江戸時代絵画資料(個人蔵)ロスアンジェルス心遠館所蔵絵画,園城寺勧学院屏風など,江戸時代の絵画作品ニ百五十点を35mmのフィルム媒体から画像入力。-―古代ローマの美術資料(個人蔵)カピトリーネ美術館蔵品七十点を6X 9のフィルム媒体から,ポンペイ壁画三十七点を4X 5のフィルム媒体から画像入力。美術雑誌資料(個人蔵)寸』(全冊),『現代の洋画』(全冊)の五タイトル(総数約四百五十冊)については表紙(画像情報)とH次(テキスト情報)のすべて,その他,『大日本美術新報』,『日本-711-

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