鹿島美術研究 年報第14号別冊(1997)
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に本文献に拠っている。また調査した美術館の経歴等の事実に関しては,注記が無い限り該当する美術館案内等の資料を参考にしている。イ寸記今回の調査は,イタリア,トスカーナ地方に起こった近代美術運動であるマッキア派を中心としたコレクションを調べる目的で行ったものである。上述してきた美術館以外にも,フィレンツェの西50kmにあるモンテカッティーニ・テルメ市美術館もマッキア派のコレクションを所有しているが,現在閉鎖され,暫く休館するとのことであった。しかし,ローマ国立近代美術館の19世紀コレクションが公開され,ローマ市の近代美術館も近い内に公開する予定であるという。今回はそのような情報を手にいれることができ,たいへん有意義であった。このような機会をつくって戴いた鹿島美術貝オ団に感謝をしております。内部の改修と同時に建築物壁面の洗浄も行われているEnd of the Twentieth-century : their Past, Present and Future, "the Collec-tion", Chara ta, 1995, Milanを参照した。なお,以下に付録とした資料は基本的(3) Palma Bucarelli, "LA GALLERIA NAZIONALE D'ARTE MODERNA IN ROMA", 1973, Roma. (4) Rosanna Maggio Serra, "GALLERIA CIVICA D'ARTE MODERNA E CONTEMPORANEA", 1993, Torino. 図1ローマ国立近代美術館-237-

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