(3) 梵音具(4) 僧具(6) 修験具(1) 木製天蓋3基(2) 金銅透彫華覧6枚(3) 金銅透彫幡頭3枚(4) 螺細礼盤1基(6) 孔雀文磐及び磐架1具② 香供養具③ 燈供養具4.金色堂所用堂内荘厳具とその特色前節で列記した中尊寺に現存する仏具は金色堂をはじめとする諸堂に伝えられたものであるが,このうち金色堂所用との寺伝を有するものには,以下の諸例がある。これらの作例は明治二十八年(1895)に古社寺保存を目的として実施された調査の目録『岩手県宝物目録』に「金色堂付属」との添え書きがあるもので,寺伝にいう金色堂伝来はこの時点で具体的に確認することができる。次にこれらの作例の概要を順に記した上で,それぞれ特色について述べてゆく。まず(1)の木製天蓋であるが,これには,① 金色堂中央壇所用の寺伝を有するもの② 同堂西北壇所用の寺伝を有するもの金銅瓶鎮柄香炉1柄,銅製蓮華形柄香炉1柄。螺細燈台1基。康永二年在銘梵鐘,孔雀文磐3口,磐架2基雲形碧1口。錫杖頭2柄,銅製如意1柄。(5) 密教法具金銅独鈷杵1握,金銅五鈷杵1握,金銅六器3口,木製五鈷杵1握,火舎1口。金銅板張笈1背,鎌倉彫椿文笈1背,鎌倉彫細形笈1背,鎌倉彫鶴亀松竹梅文笈1背,鎌倉彫桐文笈1背。(5) 螺細平塵案3基-503-
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