鹿島美術研究 年報第14号別冊(1997)
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注(1) 高階秀爾『日本近代美術史論』(講談杜学術文庫941)講談社1990年llO頁(2) 三輪英夫・陰里鉄郎『黒田清輝/藤島武二』(アート・ギャラリー・ジャパンニ(4) 中村公一『中国の花ことば(5) 生松敬三編『日本人論』(冨山房百科文庫8)冨山房1977年213頁直に採用せられたのが,禅味のさびしみの単純であったかとおもふ。シムプリシチーといふ点に於ては古学を唱へた賀茂真淵が老子の説を好んだ例もある。元来が単純な形式の和歌の冗漫をきりつめて俳句の新詩が禅味を本として出た様に白木造りの宮殿をきりつめたのが即ち茶室の禅味であるまいかとおもふ。0世紀日本の美術11)集英社1987年34頁(3) 高階絵里加「黒田清輝の岡倉天心像『美術史』1391996年31■43頁年全269頁中国人と花のシンボリズム《智感情》の主題と成立をめぐって一」-572-』岩崎美術杜1988

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