北壁南壁とほぼ同様。東壁上縁部に天人図，入口左右の下縁部に供養者図を表わすほか，入口上部および左右を千仏で埋める。窟頂西側平天井：中央に弥勒経変相図を表わす。すなわち須弥座上に坐す交脚菩薩を中心に，左右両脇に菩薩立像各1体，天部像各2体を宮殿内部に描く。また，宮殿の左右にはそれぞれ竜車，鳳車に乗る一対の人物図（一説に東王公，西王母）を向かい合うように配置する。さらに，天井北西の隅には菩薩1奇像，南西の隅には菩薩半珈思惟像を表わす。東側人字披：西面に法華経変相図およびサッタ太子本生図，東面にスダナ太子本生図およびサッタ太子本生図を表わす。く第423窟〉西壁寵内：本尊如来俺像。左右に比丘および菩薩立像各1体を安置（以上5体は塑像）。寵外：左右に菩薩立像各2体および比丘各4体を描く。南壁上縁部に天人図，下縁部に供養者列像を表わすほかは，一面に千仏図で埋める。千仏中央に説法図を表わす。北壁南壁とほぼ同様。東壁上縁部に天人図，入口左右の下縁部に供養者図を表わすほか，入口上部および左右を千仏図で埋める。窟頂西側平天井：中央に維摩経変相図，左右に竜車・鳳車に乗る一対の人物図を向かい合うように配置する。さらに天井の北西隅および南西隅には，それぞれ如来鉄坐像と脇侍菩薩立像からなる樹下説法図を表わす。東側人字披：西面に弥勒経変相図を表わす。すなわち中央に宮殿を描き，殿内に蓮華座に坐す交脚菩薩像および左右各2体の脇侍菩薩立像を表わす。宮殿左右後方には三層の楼閣があり，楼閣内に総計6体の奏楽天人および天部像，また楼閣外の左右にも各12体の菩薩立像を表わす。さらに，人字披の北西隅には菩薩椅像，南西隅には菩薩半珈思惟像を相対するように配置する。また人字披東面にはスダナ太子本生図を表わす。く第433窟〉西壁寵内：本尊如来訣坐像。左右に菩薩立像各1体を安置（以上3体は塑像）。さ-334-
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