く35th(ICANAS) International Congress of Asian and North African (2) 国際会議出席① 国際会議名:第35回国際アジア・北アフリカ研究会議期間:1997年7月7日〜7月12日出張国:ハンガリーブダペスト報告者:東京大学名誉教授秋山光和海外における研究活動状況l)会議の意義と内容この会議は1873年以来すでに1世紀以上の長い歴史を有し,原則として3年目毎に世界各地で行われてきた。当初は「東洋学研究会議(Congressof Oriental Stud-ies)」の名称が用いられていたが,1973年のパリ会議でフランス側からOrientalは西欧中心の用語で不適切との動議が出され,上記の称呼に変更されるに至ったのである。今回のブダペスト会議は東欧圏では最初とあってハンガリー側も熱心に準備を進め,大統領を総裁に仰ぎ,昨年には日本側代表をも含めて打合わせ会議をも開いた。ただ地理的な問題もあってか最終的な会議参加者は870名と千人をやや下回ったが,国別では62ヶ国とこれまでにない多数に上った。これは旧ソ連領の国々からの熱心な参会者の増加によるものと解釈される。こうした状況の中で日本人参加者は82名と全体の1割に近く,下記の日本研究部会のみならず,仏教研究,中国研究その他の諸部会でも重要な発表が行なわれた。さてこの35thICAN AS (International Congress of Asian and North African 会式,午後2時〜5時30分各部会の研究会議のあと,7時から国会議事堂大ホールで歓迎レセプションが行われた。以後11日⑥まで連日午前9時から午後5時30分まで各部会の研究発表が実施された。それら各部会の研究主題は古代近東からイスラム,アラブ,イラーン,オットマン・トルコ,コーカサス,トルコ(各時代),サンスクリStudies)は,7月6日(日)に登録および打合せを行い,翌7日伺)には午前11時から開Studies〉-676-
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