鹿島美術研究 年報第15号別冊(1998)
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アンドリュー•M・ワツキー(ヴァッサー大学)「ヨーロッパのマスターピースーピエロ・デラ・フランチェスカのキリスト復活」ディスカッションのあと,カクテル・パーティーがあり,第1目目は9時に終了した。第2日目(7日)は午前中が第2セッション「絵画のマスターピース」,午後が第3セッション「さまざまなメディアにおけるマスターピース」であった。第2セッションは大英博物館のティム・クラーク氏の司会により,9時30分から開始され,つぎのような発表が行なわれた。河合正朝(慶応大学)「雪舟と日本水墨画の伝統」小林忠(学習院大学)「マスターピース誕生を支える条件一江戸絵画の場合」ジョン・ローゼンフィールド(ハーヴァード大学)「絵難坊一平安後期の粗探し的美術批評家」河野元昭(東京大学)「与謝蕪村と明清画の影響」第3セッションはアシュモレアン美術舘のオリヴァー•R・インピー氏の司会のもと,2時より始められ,つぎのような発表が行なわれた。中野照男(東京国立文化財研究所)「法隆寺金堂壁画と浄土の思想」「善と美の浪費一桃山時代マスターピースの分析」タイモン・スクリーチ(ロンドン大学)「京都からの啓発」ヴィクター・ハリス(大英博物館)「日本刀剣における無為的美しさに関する考察」荒川正明(出光美術館)「仁清焼に関する評価の変遷」クリスティン・グス(ハーヴァード大学)-685-

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