鹿島美術研究 年報第16号別冊(1999)
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された道具帳であるという。二之丸御宝蔵には御院筆,将軍家御筆や拝領品,津軽家藩主の書画などが納められた。同小野知行『津軽黄葉禅利記』(瑠璃山薬師禅寺1985年)凶「国日記」享保15年(1730)2月27日条の記事から,破笠の細工が「からくり細工」と呼ばれていたことを最初に紹介したのは(注2)一楠本論文である。例『日本国語大辞典』(小学館1982年)凶竹内久一「小川破笠翁(其二)J(『書画骨董雑誌』第92号1916年2月)凶「俳人略伝」(『俳味J1915年)倒福田安典「武田科学振興財団杏雨書屋蔵『今大路家書目録』についてーお伽の医師の蔵書」(『芸能史研究.I129号1995年)同『仙台市博物館収蔵資料図録5仙台藩の絵画』(仙台市博物館1993年)[資料1]「弘前藩庁日記」破笠関連記事の翻刻1 「江戸日記]享保8年(1723)9月16日条一、今日岩城但馬守様初而御出御座敷御床飾左記一、御大書院御床掛物寿老人三幅対養朴筆立花一、同所御棚一、同所御附書院二八明題集六冊文鎮犀一、御小書院御床掛物夷大黒二幅対探幽筆前ニ青貝蓋附中英御卓唐金竹中獅子御香櫨一、同所御棚一、上重青海波御伽羅箱一、同所御附書院絵巻物一軸洞雲筆御盆二瓶一、中重唐蒔絵大食龍一、地板唐金牛乗寿老人一、中重歴代法帖文鎮唐子一、地板堆朱御硯丈匝一、黒塗石入御硯扉一、蛤御硯石545

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