鹿島美術研究 年報第17号別冊(2000)
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(7) ローレンス・アロウェイは,1972年にスミッソンとともに,実際にある「サイト」(8) 「スパイラル・ジェティ」については,(1)に挙げた拙論を参照されたい。※ 次頁図のだが一一一スミスのこのエッセイの意義を明確に認識したのではないかと述べてしミる。Johns, Caroline,“The Machine in the Studio,” The University of Chicago Press, 1996, p. 315. (6) RSS, p. 24. の現場を訪ねたが,その場所が大きく変化しており,スミッソン自身はそのことを喜び,また,オリジナル・サンプルを採取した場所を特定できなかったと述べている。そして「オリジナル・サンプルという言い方自体,スミッソン的な考え方にそぐわないものだ」と記しているoAlloway,Lawrence,“SITES/NONSITES,” in RSS. (9) RSCW, p. 379. 本研究は,当初の計画では「マルチメディア」形成の論文を目指していたが,今回完成に至らず,代わりに本論を提出させていただいた。次頁〔図I〕は,当初の計画に沿ったいくつかの習作を提出させていただいたものである。これらは,近い将来に完成させたいと考えている。652

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