鹿島美術研究 年報第18号別冊(2001)
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7王(1) Pasemahは従来パセマと表記されてきたが,実際はパスマと発音するため,引用(2) BidahはBidakとは綴りが異なっているが,発音自体はBidakという表記とほぼ同ピダ」は,ランプンでも作られていたと考えられる。今後は,パスマで制作された「ピダ」と,ランプンで制作されたものを,いかに分類するかが課題になるであろう。その際,素材やモチーフによる分類が有効な手立てになると思われる。そして言語・文化の異なる二地域になぜ同じような布が伝わったかを,探ることをさらなる課題として本報告を終える。文献と異なる場合もあるが統一してパスマと表記する。じである。-205-

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