(1) 外国人研究者招致II. r美術に関する国際交流の援助」研究報告1 . 2000年度援助① 考古ドキュメンタリー“死後の礼節"展開催への協力と関連考古学セミナーにおける講演招致研究者:ロサンゼルス,ゲッテイ学術研究所学芸員フィレンツェ,トスカーナ州考古文化財監督局ポプローニア支局長ソフィア,ブルガリア科学アカデミ一美術史研究所研究員報告者:東京大学総合研究博物館客員教授間:2000年11月23日~12月8日(16日間)“死後の礼節一Investingin the Afterlife"展,ならび、に展示の内容に沿った,日本,アメリカ,ドイツ,イタリア,ブルガリアの考古学者たちによる8回にわたる講演会には数多くの見学者/聴講者が訪れ,予想、を超える成果が収められた。来訪者の中には,大学の研究者,学生,博物館・美術館の関係者,美術収集家や愛好家,出版関係者に加え,古代地中海文化全般に高い関心を抱く一般の見学者・聴講者も多数見られた。大部分の講演は英語で行われ,聴講者たちには詳しい日本語のレジ、ユメ他,地図や見取り図のコピーといった参考資料が配布された。毎回の講演の前には,来訪者多数が講演者に直接質問する機会を得たほか,講演終了後には,しばしば多くの質疑が寄せられ,活発な論議が展開された。本展のテーマとそれと結びついた古代地中海諸文化における死,来世観,宗教観,また,その大型記念墓や色鮮やかな葬祭絵画,豪華な副葬品や大がかりな死者/先祖祭礼などについての問題提起は様々な関心を呼び起こし,各方面へ学術的刺激を与える結果となった。地域的には,エトルリア,南イタリ期アントネッルラ・ロムアルデイ(AntonellaRomualdi) シュテファン・シュタイングレーパー(StephanSTEINGRABER) -663-クレア・ライオン(ClaireLyons) ユリア・ヴァレーヴァ(JuliaValeva)
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