鹿島美術研究 年報第18号別冊(2001)
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期場忠のIr北斎漫画』の魅力J参照② 「マンガ一日本コミックの世界」シンポジウム年3月1日午前日時から午後4時まで,聴衆約200名を集めて行われた。“マンガ"所1) IManga 漫画」こと浮世絵を含む日本美術と『北斎漫画』について2) I MangghaJこと“マンガ"所蔵日本美術品コレクター,フェリクス・ヤシェン3) IマンガmangaJこと現代日本発信のマンガ・カルチャーについて間:2001年3月1日~7日(7日間)所:ポーランド国立クラコウ博物館日本美術・技術センター,クラコウ市報告者:学習院大学文学部教授小林ポーランドの古都,クラコウの国立博物館付属日本美術技術研究所(通称“マンガ") において,「Mmga漫画MangghaマンガmangaJ展に関連したシンポジウムが,2001 長ボーニヤ・ジークチャルク=マイ氏の挨拶により開会された第一部での報告者は下記の3名で,展覧会のテーマである3部門に関する専門的な立場からの発表が行われた。小林忠(学習院大学教授)*“マンガ"所員ヴイオレッタ・ラコブスカ氏の通訳による講演内容は,以下スキとポーランドにおけるジヤボニスムについてエヴァ・ミオドンスカ=ブルックス(ヤギエロニアン大学教授)ベアタ・ロマノヴイッチ(ポーランド国立クラコウ博物館学芸員)休憩をはさんだ第2部で,聴衆と報告者との間で活発な質疑応答が行われた。聴衆の内には,現地のヤギエロニアン大学やワルシャワ大学などの日本語科(日本科)の学生たちが教授たちに引率されて多数参加しており,日本人留学生やポーランド在留邦人の姿も目立った。ワルシャワ大学現代外国語学部東洋学研究所副所長オカザキ・ツネオ教授や元駐日ポーランド大使で現在ワルシャワ大学の講師もされているヘンリク・リプシュジック氏,アルフレッド.p・マイエヴイチ教授(アダム・ミツキエヴイチ大学東洋学・バルト学研究所長,極東学研究科科長)など,ポーランドにおける日本学の重要な研究者も質疑に積極的に参加され,立ち見のまま最後まで会場にとどまる人も多かったほどの盛況裡に終了した。-697-

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