鹿島美術研究 年報第19号別冊(2002)
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注とによって生産量の消長も概観できるものと思われる。〔附記〕文書研究をはじめるにあたり,多くの方々の学思にあず、かった。なかでも,史料編纂所での文書調査や翻訳に際し東京大学史料編纂所助教授松井洋子氏,助手松方冬子氏,翻刻と翻訳に際し日蘭学会学芸担当イザベル・ファン・ダーレン氏,工芸品の貿易史に際し鶴見大学教授石田千尋氏,ハーグ国立文書館での文書調査に際しライデン大学研究員フイアレ・シンシア氏にご教示いただいた。また,肥前の製品研究においては,九州陶磁文化館副館長大橋康二氏から,氏の豊富な見識によって多くの助言と見解をいただいた。当調査研究は以上の方々のご協力によって成ったものであり,ここに記して深甚なる謝意をあらわしたい。DAGH-REGISTERS of Batavia castle, those of Hirado and Deshima and other con temporaηpapers 1602-1682ヘM巴dedelingenvan het Rijksmuseum voor Volken-kunde, Leid巴n,1954同書は中国磁器貿易史を主体としたオランダ東インド会社文書研究で,肥前磁器貿易はその一部である。邦訳版も広く普及している。前田正明訳「東洋の磁器とオランダ連合東インド会社Jr陶説』日本間磁協会,1979~ 84年(2) 山脇悌二郎「貿易篇Jr有田町史商業編n有田町,1988年(3) フィアレ・シンシア,河島綾乃訳「オランダ向け日本磁器:オランダ東インド会社の記録」展覧会図録『古伊万里の道』九州陶磁文化館,2000年(4) J巴nyns,Soame, Japanese Porcelain, 1965, Faber and Faber, reprinted 1979 (5) 西田宏子『日本間磁全集23古伊万里』中央公論社,1976年,55頁(6) Espir, Helen,“What is a Gallipot? ", OCS Newsletter No. 8, January 2000しかしながら,氏の論考では,フォルカ一氏の著作を集計しているが,オランダ語の原典をあたっていない。また,図版上では薬種瓶として三重の凸帯の口をもっ瓶をガリポットとして掲載している。(7) Savage, George; Newman, Harold, An Illustrated Dictionary of Ceramics, Thames and Hudson, reprinted 1992 ガリポットgallipotの項目による。(棲庭・藤原)(1) Volker, T.,“Porcelαin and the Dutch East lndia Company as recorded in the 379

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