制日本では,舶載されたヨーロッパからの薬査が茶道の道具としてとりいれられ,ように見受けられる。Baart,Jan M., Japanese Porcelain finds in Amsterdam, p.216 Iアムステルダムの日本磁器出土遺物」河島綾乃訳前掲書3r古伊万里の道』所収,206頁同大橋康二氏のご教示による。同前掲書3r古伊万里の道J図版参-7 珍重されたことから,肥前磁器による薬査も茶道具としての需要を反映したものとみるむきがある。しかし,これは仮にあったとしても極めて例外的なものであろう。同膏薬の成分についてはオースターランド号の発掘担当者,ウェルズ・ブルーノ氏よりご教示いただいた。同大橋康二『有田町史古窯編j有田町,1988年,p.235 および野上建紀[磁器の編年(色絵以外)1.碗・小杯・皿・紅皿・紅猪口Jr九州陶磁の編年』所収九州近世陶磁学会,2000年,p.90 -383-
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