(1カ鈴木則夫「蒔絵屋について（下）」『史遺と美術J第436号史遺美術同好会1973年。側室町時代の十姓香を基とし、和歌、物語、漢詩、古事来歴などに取材する遊びで、三から七種の香をi主き、香を聞き当てる遊戯。代表的な組香に源氏香、競馬香、宇治山香、矢数香、名所香などカτある。(1め前掲（注16）香道文化研究会、1993年、166167頁。倒享保20年(1735）、志野流九世宗先が著した『香道惑問Jは開香の神髄を説く一方で、極端に遊戯化された香道を戒めている（前掲（注16）蜂谷、1980年、11頁）。ここから逆に当時の遊び心同陳慧霞「j青宮蒔絵一院蔵日本漆器特展一』国立故宮博物院2002年、作品05および130(13) 向上、作品44。同向上、作品40。(15) このコレクションについては、2001年秋に調査の機会を得、作品群の構成とその位置付けを把握することができたが、オクスフォード・アシュモリアン美術館のオリバー・インピ一氏が準備中の図録が公刊されるまでは調査成果の報告を控えて欲しいとの所蔵者の意向で、詳細の公表を見送っている。同ここにまとめた香道の歴史は全て以下の文献によった（発行順）：蜂谷宗由監修長ゆき編「香道の作法と組香』雄関山出版1980年。三候西公正『香道歴史と文学』改訂新版淡交社1985年。『香道名器集』改訂版芸州堂1987年。荒川浩和「香道具1日本の美術276至文堂1989年。香道文化研究会（代表高橋雅夫）『香と香道』第2版雄閣山出版1993年。徳川美術館編『秋季特別展香の文化平成八年十月五日〜十一月十日J徳川美術館1996年。に満ちた香道の姿が想像されて興味深い。元文2年(1737）には香道で最も完備した12冊の伝書、菊岡泊i京の［香道蘭之園Jが完成し、浪速の大枝流芳も同じ頃、十余にのぼる香道書を刊行している（前掲（注16）香道文化研究会、1993年、176-177頁）。凶前掲（注12）作品42、46、470同前掲（注16）『香道名器集』改訂版、1987年、作品46。向、荒川、1989年、図21。附花林舎編『王朝のあそびーいにしえの雅びな世界J紫紅社1992年、図Slo凶ヴ、エルサイユ宮殿美術館蔵、MR380.57、MR380.72など。側前掲（注16）徳川美術館編、1996年、図112、113、117,118。尾張徳川家の明治期の道具帳に記載されている。今後の調査によってはさらに時代を遡る道具帳に見出される可能性が高い。仰）冷泉家時雨亭文庫・NHK編『冷泉家の至宝展：京の雅・和歌のこころ.JNHK・NHKプロモーション1997年、53頁、作品番号240「特集冷泉家サパイパル800年」『芸術新潮J1997年9月号新潮社1997年、55頁。間拙稿「北欧に伝わった日本の漆器」『第31回丈化財保存修復研究協議会（近世輸出工芸品の保存と修復皿）.l東京文化財研究所2003年に既に詳しく述べたが、本論の展開上でも重要な事例なので採録する。Torb巴n.Ed.“Etnografiske genstand巴Idet kongelige danske Kunstkammer 1650 1800 (Ethnographic Objects in The Royal Danish Kunstkammer 1650-1800）”. Nationalmuseets skr改札Etnografiskra:kke. vol. 17. Nationalmuseet. Kopenhavn. 1979 : pp. 221 252. : EAc59、EAc61。凶λkeSetterwall, Stig Fogelmarck, Bo Gylllensviird, Sten G. Lindberg, Peter Stenberg, Walter 244
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