■『徳川実紀』には家綱が絵を好んだこと、自身で絵筆をとったことが度々録されるが、実際、家綱筆の作品は多くある。また、たとえば勝田竹翁筆「観馬図屏風」(細見美術館)など、家綱周辺の制作とみなせる優品が数例ある。なお、この作品については、別稿を準備中である。―177―伊達家にあり、「伊達家歴代画真」制作にあたってそれを参考にしたためと考えられる。
元のページ ../index.html#186
このブックを見る