注拙稿「初期江戸狩野派の歌仙画帖―探幽、安信を中心に」、『國華』第1298号、平成15年12月 $文６年（1666）３月19日条「楠正成論賛」（依頼主、老中・久世廣之）、同７年９月13日条「楠正成遺言正行之図」（人見竹洞宅における詩会の席上で着賛）、同８年６月４日条「楠正成賛」、同10年５月10日条「楠正成図賛」（依頼主、「或人」）、同９月４日条「楠正成象賛」（依頼主、「勝氏」）、同９月晦日条「義貞・正成・圓心合図賛」（依頼主、「浦黙」）、同12月８日条「楠正成賛（青砥左衛門（藤綱）図と双幅か）」（山本武夫校訂『國史J日%』第１〜４（史料纂集110・114・116・117）、続群書類従完成会、平成９〜10年）。■『鵞峰林學士全集』には、文集巻百五に「楠正成像」（依頼主、「或人」）、同巻百六に「楠正成贊」「楠正成贊」「楠正成畫贊傍有二菊水旗一」、同巻百七に「義貞正成圓心合圖論贊」（『日%』$文10年（1670）９月晦日条に対応）「楠正成賛」（依頼主、黒羽藩主、大關O榮）「楠正成賛」「楠正成賛」（依頼主、長谷川藤信）「楠正成別二正行一図」（同）「楠正成賛」（依頼主、「或人」）「楠正成別二正行一圖贊」「楠正成賛」、同巻百八に「楠正成訓レ子圖贊」「楠正成臨レ別訓レ子圖贊」「楠正成讀二未来記一圖」「赤坂圖図」「千劔破城圖」「楠正成贊」「楠正成守二金剛山一圖」、詩集巻十八に「源義家・源義經・楠正成」（依頼主、旗本・大久保忠隆）、同巻四十五に「楠正成讀二未来記一圖贊」（依頼主、島原藩主・松M忠房）、同巻五十四に「正成 正行」、同巻六十三に「楠正成讀二讖文一圖」（依頼主、「黒澤氏」）、同巻七十三に「楠正成遺二言正行一圖」（『日%』寛文７年９月13日条に対応）、同巻七十九に「楠正成贊 畫レ讀二未来記一」（「楠正季贊」「楠正行贊」と三幅対）、同巻八十七に「楠正成讀二未来記一圖」（依頼主、大村藩主・大村純長）、同巻百一に「楠正成贊」同巻百十六に「楠河内判官橘正成」（依頼主、老中・稻葉正則。「題二武將閣一」の一図として）と合計28図の楠公図への賛が確認できる。■林讀耕齋『讀耕先生全集』には詩集巻十七に「楠正成」（依頼主、松M忠房。「武將十人賛」〈「漢倭武將各三十人之配對」のうちの讀耕齋分担分〉）（詩集巻四「赤坂」も画賛か）、人見竹洞『人見竹洞全集』には「正成贊」（依頼主、酒井忠擧〈家綱政権の最高実力者・大老・酒井忠P嫡男〉）、山崎闇齋『垂加文集』には巻三に「楠正成庭訓圖贊」、安藤省菴『省菴先生遺集』には巻二に「楠公赴レ難別レ子圖贊」、木下順庵『錦里先生文集』には巻十八（恭靖先生遺稿）に「楠正成訓子圖」（巻六〈「東武稿」〉「楠公」も「劉備」「關K」「張飛」「信玄」「謙信」とともに六幅対の画賛の可能性あり）、伊藤仁齋『古學先生詩文集』には詩集巻二に「楠判官畫像贊」、朱舜水『朱舜水先生文集』には巻十七に「楠正成像贊三首」の計３図の賛が収められる。■広瀬豊編『山鹿素行全集』思想篇第十五巻、岩波書店、昭和16年、757頁■前田勉『近世日本の儒学と兵学』、ぺりかん社、平成８年■前掲註６前田勉氏著作は、兵学を)川日本の支配的な政治思想と措定したうえ、兵学と儒学の■近藤磐雄『加賀松雲公』、K野知顕（私家版）、明治41年田中尚子「『太平記』と『三國志演義』における智将の形象―楠正成と諸葛孔明を中心に―」、大庭卓也「江戸漢詩文壇の胎動―元禄期漢詩文再考―」（井上敏行・上野洋三・西田耕三編小沢栄一「近世史学の形成と林鵞峰」、『東京学藝大学紀要』第22集（第３部門〈社会科学〉）、石岡久夫『日本兵法史 上』、雄山閣、昭和47年、199〜201頁―188―葛藤を通して近世日本の思想史を構築していく。『比較文学年誌』第37号、平成13年３月『元禄文学を学ぶ人のために』、世界思想社、平成13年、51〜72頁）昭和45年９月ちはやママ
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