鹿島美術研究 年報第23号別冊(2006)
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Chinese Room, Director, n. pag.Okakura Kakuzo, “The Book of Tea”, Ed: Sunao Nakamura, Okakura Kakuzo, Collected English Okakura, ibid., p.302.■Okakura, ibid., p.300. Okakura, ibid., p.304.■ガードナー夫人存命中の資料からは中国室という名前が確認できず、本来この部屋には特定の名前がついていなかった可能性がある。1971年の競売カタログにはThe Oriental Roomという呼称が使用されており、またBuddha Roomとしても知られていた(Noriko Murai, “Asian Art”,Ed:Alan Chong,Eye of the Beholder :Masterpieces from the Isabella Stewart Gardner Museum, 2003,p.174)。このことから、中国室は彼女の死後使われるようになった通称だと考えられる。岡倉は茶室を後代のためではなく茶人のために作られる束の間のものだとした。この部屋がガードナー夫人にとっての茶室であるとするなら、部屋に名前をつけず美術館の展示室に含めなかったことが意味を持ってくる。―17―Writings1, Tokyo: Heibonsha, 1984, p.302.ンマン・ロスの書簡。ガードナー美術館所蔵。

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