京畿道博物館編『(注8)のCho, Hyosook氏、Sim, Yeon-ok氏(國民大学校客員教授)のご教示による。本文前掲書『新修関市史 刃物産業編』,281頁Zhao Feng, Recent Excavations of Textile in China,香港:芸紗堂,2002年,186〜187,193頁The National Folk Museum, Exhibition of Excavated Remains; Donated by Byun Family, Korea: The注紗地に金糸で模様を織り込んだ織物。日本では、中国のものをまねて、室町時代末期から京 その内訳は摺箔が1領、繍箔が8領、中世特有の渡し繍で紋様を表した角帽子が3頭、狩衣が■先練りの色糸を用い、地を繻子、模様を裏繻子の組織で織り出した織物。中国では「緞」と称■地緯糸に太い木綿糸を用いた繻子地錦。絵緯糸には無撚か甘く撚った絹の色糸が使用され、箔■関市教育委員会編『関市史』関市,1967年,215〜216頁、国立能楽堂調査養成課編『関・春日神社の能面と能装束』日本芸術文化振興会,1994年,48頁、関市教育委員会編『新修関市史刃物産業編』関市,1999年,396頁■織銘や織留にあたるボーダー部分の特徴によって区別されるもの。織物を織る際に、最初に機に整形された経糸をかけるが、経糸は織られる布帛の長さだけかけられ、一旦かけてしまうと、経糸の一部を差し替えすることは常識的には不可能である。したがって、同じ文様の裂があっても、一方の裂の経糸がすべてS撚りであるのに対し、他方の裂の経糸がZ撚りである場合には、その2つの裂は別々の機で織られたものである可能性が極めて高いことから、経糸の撚り方がS・Z・無撚の区別によって同じ一反の裂ではないと判断し、別裂として区別した。■小笠原小枝編著『日本の美術No.264染織(中世編)』至文堂,1987年,48〜49頁■この表はu園大学校教授・Cho, Hyosook氏のご教示による。また、絲綿交織については、Sim,Yeon-ok,5000 Years of Korean Textiles, An Illustrated History and Technical Survey, Institute forStudies of Ancient Textiles, Korea: Institute for Studies of Ancient Textiles,Korea branch,2002年, 77頁図版を参照。―369―謝辞 関・春日神社の現地調査に際しましては、東京・五島美術館学芸員、佐藤留実氏の多大なるご助力を得ました。ここに御礼申し上げます。National Folk Museum, 2000年,42頁、52頁前掲書『新修関市史 刃物産業編』279頁都・西陣や大坂・堺で織られるようになった。7領、法被が3領、側次が5領、直垂が6領、素襖が3領、袴が3腰である。する。糸が織り込まれている場合も多い。』京畿道博物館,2005年,153頁
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