鹿島美術研究 年報第23号別冊(2006)
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『大正新修大蔵経』52844−c。 菊竹淳一「敦煌の仏教版画 ―大英博物館とパリ国立図書館の収蔵品を中心として―」『仏教■莫高窟第220窟甬道に表された文殊菩薩像について、奥氏は、唐・景雲年間(710〜711)に真容を目の当たりに写して造像されたと伝えられる大華厳寺の文殊菩薩像との関連を示唆されている(奥氏前掲論文)。また、金子氏は、パリ国立図書館所蔵〈五台山文殊菩薩図〉に見られるような袈裟を着用する文殊菩薩については、大華厳寺の文殊菩薩像に皇帝から贈られた袈裟がほどこされたという故事になぞらえた図像である可能性を指摘されている(金子氏前掲論文)。c)。■『広清涼伝』中(『大正新修大蔵経』51上川通夫「É然入宋の歴史的意義」(『愛知県立大学文学部論集』50(日本文化学科編4)、2002―560― 土肥義和「帰義軍(唐後期・五代・宋初)時代」(榎一雄編『敦煌の歴史』大東出版社、1980■竺沙雅章「宋初の政治と宗教」(『宋元佛教文化史研究』汲古書院、2000年)。■『広清涼伝』下(『大正新修大蔵経』51■『広清涼伝』中(『大正新修大蔵経』51芸術』101号、1975年4月)。年)。年3月)。1123−c)。1110−b)、『仏祖統紀』(『大正新修大蔵経』49397−1110−b)。

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