鹿島美術研究 年報第23号別冊(2006)
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■明治43年(1910)5月14日から10月29日まで、ロンドンで開催された日英博覧会のために内務省の委嘱によって編纂された『特別保護建造物及国宝帖解説』。彫刻・絵画・工芸については岡倉天心、中川忠順、平子尚が執筆担当した。『岡倉天心全集2』注1同書、388頁参照。■「岡倉氏との会談録」(1904年11月、ボストン美術館館長エドワード・ロビンソン)『岡倉天心■六角紫水『東洋漆工史』雄山閣、1932年3月、再版1960年3月、■ボストン美術館における日本と中国の漆工藝品特別展覧会(1908〜1909年)の機会に六角紫水によって作成された目録に、天心が執筆した序文である「『漆工藝品特別展目録』序文」(1908年、欧州旅行への船中で執筆)、および「『漆工藝図録』序文」、「漆工史」(1913年3月〜6月執筆)の出版は、天心最晩年に富田幸次郎の原稿を加えて予定されていたが、天心の死によって実現しなかったとされる。(『岡倉天心全集2』注1同書解題、507頁、510頁、513頁参照。)―48―千葉県 香取神宮海獣葡萄鏡法華経寺絹本著色十六羅漢像福島県 恵隆寺観音堂(塔寺村観音堂)八葉寺阿弥陀堂常福院薬師堂(田子薬師堂)全集2』注1同書、217頁、(石橋智慧訳)

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