鹿島美術研究 年報第24号別冊(2007)
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注迎賓館壁画についてこれまで書かれたものとしては増田洋「迎賓館を飾る《絵画》と《音楽》」『20世紀日本の美術17向井潤吉・小磯良平』集英社,1986年,81−85頁がある。 村野藤吾「迎賓館改装記」『迎賓館』毎日新聞社,1975年■小磯良平「迎賓館壁画 絵画・音楽」『小磯良平画集Ⅱ』求龍堂,1978年■小磯良平「インタビュー〈特集・小磯良平〉」『月刊ビジョン』1975年4月号■注■参照■小磯良平「ずいぶん苦しみました」『迎賓館赤坂離宮壁画完成記念 小磯良平展 カタログ』梅■注■参照―28―(文中一部敬称略)ンタビューなど、新規の調査研究の結果に基づく部分が大きい。しかしその一方で、小磯良平の《絵画・音楽》についての研究を、今回とは別の角度から進めていく方法として、60数年間に及ぶ小磯の画業全体における両作品の位置付けをはかることや、小磯が少なからず影響を受けたダヴィッド、アングル、ドガ、フェルメールなど西洋絵画との関係を考えることも、非常に有効と思われる。これらのテーマについては、今後も継続して行われていく小磯良平の総合的な研究の中で、重要な課題としたい。田画廊,1974年,43頁

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