■許初（嘉靖〜隆慶年間）、字復初、元復。長洲の人。嘉靖年間中に南京太僕寺主簿。篆書に優れ、楷書、草書もよくしたという。「壽袁方齊詩書画」（北京故宮博物院）は陳淳、陸治、文伯仁らが画を描き、文徴明や彭年と共に許初も書を書いている。張嘉O『明史研究叢刊之９ 明人的旅遊生活』（明史研究小組 2004）を参照。王履（1322〜？）、字は安道、号は畸叟、抱独老人。昆山の人。医学者。前掲、薛永年「陸治銭谷与後期呉派紀遊図」。ここで薛氏は「白岳紀遊図」を描いた1554年以『安徽省休寧県志』康煕32年刊行（中国方志叢書華中地方90）を参照。程敏政、字は克勤。休寧の人。成化２年（1466）の進士。南京兵部尚書。唐寅が会試を受けた唐寅（1470〜1523）、字は伯虎、子畏。号は六如。文徴明と同い年。 江兆申『関於唐寅的研究』（国立故宮博物院 1975）P. 53〜63■『斎雲山志』巻之二 建置 十一 皇甫N（1498〜1583）「白嶽逢程松谷」「五老峰」、周天球（1514〜95）「桃花澗」「太素宮」■王世貞『]州四部稿』巻四十一「送皇甫子循黄山白嶽諸勝地得一律」■拙稿「陸治筆「玉田図巻」について」（実践女子大学美学美術史学第16号 2001）■皇甫N『皇甫司勲集』巻二十、子陵祠（四庫明人文集叢刊所収）―427―■唐寰澄編著『中国古代橋梁』（文物出版社 1987）P. 144現時点では、良好な地図がみつからず、川勝守『中国城郭都市社会史研究』（汲古書院 2004現在新安江というダムが造られたため、白馬夫人廟から横石灘付近は場所の特定が難しく、推この斎雲山の様子は『斎雲山志』（明代・魯点編、萬暦27年（1599）刻本。江蘇古籍出版社を参照。）他に『海内奇観』（明代・楊爾曾編、萬歴37年（1609））、『休寧県志』（康煕32年（1693））などにも斎雲山の版画がある。■『中国名勝旧跡事典 第２巻 華東編』（ぺりかん社 1987）などを参照。■前掲Kenneth Stanley Ganza, “The artist as traveler: The origin and development of travel as a theme in■開版冊頁（粘葉装）の形式で、注題簽には「明陸包山白嶽紀遊冊 容翰樓蔵」「羅振玉」の白Kenneth Stanley Ganza, “The artist as traveler: The origin and development of travel as a theme inChinese landscape painting of the fourteenth to seventeenth centuries”, unpublished Ph. D. dissertation,Indiana University, 1990, P. 310, Appendix１薛永年「陸治銭谷与後期呉派紀遊図」（『呉門画派研究』紫禁城出版社 1993）Chinese landscape painting of the fourteenth to seventeenth centuries”, P. 310, Appendix１文方印がある。この作品が「白岳紀遊」と呼ばれるのは、この題簽によると思われる。年）巻末附録の杭州城図などから城壁の形状を参考にした。定ではあるがほぼ表の通りと思われる。前に陸治が「崋山図」を見ていないとは言い切れない、と指摘している。王世貞『]州四部稿』巻一百三十八際の考試官でもある。「福地」は道教でいう洞天福地のこと。
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