m13 m14 m18 m19 m20 m21 m22―473―配列 s1 s2 s3 s4 s5 s6 s7 s8 s9 s10 s11 s12 s13 s14 s15 s16 s17 s18 s19 s20 s21 m1 m2 m3 m4 m5 m6 m7 故(郷)に(とふ)人あらはもみち葉の(散りなむ後を)まてとこたへよ (見し秋)に色こそ(まさ)れもみち葉の (うつろ)ふかたや猶しくるらむ いとはやも そめて色こき 紅葉かな 此ひともとや まつしくれむ をそくとく色つく山(の紅葉葉は) をくれさきた(つ露や置くらん) 初霜のそめぬたにこきもみち葉の いろのさかりをたれにみせまし こゝにたにあさく はみえぬ紅葉(葉の)ふかき(山路を思ひこそやれ) m8 m9 m10 m11 m12 (知るらめや時雨)ぬさきのもみ(ち葉は心の色の染)むる千しほを 神無月時雨にまし(る)紅葉ゝは(散りかふ程も色やそ)ふらむ m15 m16 m17 桜図 千とせまておりてみるへき さくらはな木すゑはるかに さきそめにけり なし さきそめて幾世へぬらんさくらはな 色をは人にあかすみせつゝ 風にしもなにかまかせむ桜はな(匂ひあかぬに散るはうかりき) (めずらし)き物か(は)あやなさくらは(なここ)らの(春)にあかすもあるかな 春ことにみるとはすれとさくらはな あかてもとしのつもりぬるかな (け)ふそ(見る)玉のうてなの桜はな (のどけき春)にあまる匂ひを 年ことにさきそふやとのさくらはな 猶ゆくすゑの (春)そゆかしき わか宿に さきみちにけり さくらはな 外には春もあらしとそ思(ふ) みてかへる心あかねハ(桜花)さける(あたりに宿や借らまし) あたし色に猶(うとまれぬ)さくらはな まつもおしむも物をこそおもへ 木すゑにハふくともみゑて(桜花) かほるそ風のしるしなりける なし みな人のこゝろにそむるさくら花 いくしほとしに色まさるらむ (あ)たにちる物からいかてさくらはな のとけき春の色をみすらむ (春ごとにあかぬ)にほひを桜はな (いかなる風の惜し)まさるらむ (今年より春)しりそむる(桜花散る)といふことはならはさらなん うへしよりぬしあるやとのさくら花 あかすといかゝ家つとにせむ 春風は吹とも(散るな桜)花 はなの心をわれになしつつ ことならはさてこそちらめさくら花 おしまぬ人もあらしとおもへは (色)〜に さかへてにほへ(桜花わが君君の千代のかざしに) 紅葉図 日をへつゝふかくなりゆく紅葉ゝの いろにそ秋のほとはしらるゝ そむるより契りや(置きし紅葉葉の)ちらはとも(にと降る時雨かな) 山姫の手染に(いそぐ紅葉葉やしぐれぬ)さきの錦なるらむ (し)くれよとなにいそきけむもみち葉の 千しほになれは秋そとまらぬ ちらねともかねてそおしき紅葉ハゝ今は限りの 色とみつれは 過やすき時雨なれはや紅葉ゝに そめかさねたる色はみゆらん いろ〜にかはる木すゑのもみちはも しくれならては染るものかは きのふよりけふはまされるもみち葉の あすの色をは見てやゝみなむ むら雲のしくれてそむる もみちはゝうすくこく こそ色も見えけれ (あだなりと我は見)なくに紅葉(葉を)色のかはれる秋しなけれは 枝なからみてをかへらむ もみち葉は おろらむほとにもちりもこそすれ 時雨ゆくそらたにあるをもみちはの あきはくれぬと色に見すらむ なし 雨(露の)めくみにそむるもみち葉の ちしほは君かちよのかすかも 表3 シカゴ美術館所蔵桜紅葉図屏風、短冊和歌典拠 短 冊 千載 第10賀歌・611 拾遺 1巻春上・44 後撰 巻3春歌下・106 続千載 第16雑歌上・1677 後拾遺 第1春上・95 新勅撰 巻7賀歌・464 金葉 第1巻春・34 後拾遺 巻1春上・126 続後撰 第2春歌中・89 玉葉 第2巻春歌中・175 金葉 第1巻春部・59 千載 第1巻春上・55 続千載 第2巻春歌下・130 金葉 巻第1春部・53 古今 第1巻春上・49 続後撰 第10巻釈教歌 不偸盗戒・613 続千載 第2巻春下・132 続後撰 第3巻春歌下・120 続古今 第20巻賀歌・1865 後拾遺 第5巻秋下・343 新続古今 第6巻冬歌・620 新拾遺 第18巻雑歌上・1665 新千載 第5巻秋歌下・580 古今 第5巻秋歌下・264 新続古今 第5巻秋歌下・591 千載 第5巻秋歌下・358 新続古今 第5巻秋下・585 続千載 第5巻秋下・573 後撰 第7巻秋下・381 新千載 第5巻秋下・551 続後撰 第7巻秋下・428 新千載 第5巻秋歌下・581 風雅 第15巻雑歌上・1590 続拾遺 第19巻釈教歌・1380 拾遺 巻第3秋・199 千載 第5巻秋下・354 後撰 第7巻秋下・390 拾遺 第3巻秋・201 新勅撰 第5巻秋歌下・344 新拾遺 第7巻賀歌・715和歌典拠 歌 人 堀川院(1079−1107) 藤原千景(−929) 藤原敦忠(906−943) 山田法師(不明?) 藤原実政 (1018. 19?−93) 藤原頼宗(993−1065) 源雅兼(1079−1143) 源道済(−1019) 藤原興風(10世紀) 今出川兼季 (1285−1339) 源俊頼(1055−1129) 藤原公光(1130−1178) 藤原隆信(1142−1205) 前斎宮筑前乳母 (11世紀?) 紀貫之(872−945) 藤原行能 (1179, 80−1249?) 藤原通俊(1047−1099) 崇徳院(1119−1164) 藤原実氏(1194−1269) 藤原経衡(1005−1072?) 聖尊法親王(1303−1370) 玄勝法師(不明?) 冷泉為相(1263−1328) よみ人しらず 二条為重(1325−1385) 素意法師(藤原重経・紀伊入道、−1094) 後宇多院宰相典侍 (14世紀頃) 中御門経継 (1258−1326) 在原元方(9−10世紀?) 源重之(−1000?) 枇杷皇后宮 (藤原・994−1027) 遊義門院(1270−1307) 醍醐寺・賢俊 (日野、1299−1357) 良守(近衛、−1264?) 恵慶法師(10世紀?) 仁和寺・覚延 (12世紀?) よみ人知らず 源兼光(10世紀?) 藤原俊成(1114−1204) 小倉実教(1264−1349) 歌仙 36歌仙 中古36歌仙 36歌仙 中古6歌仙 36歌仙 和歌6人党 中古36歌仙 36歌仙 中古36歌仙 新6歌仙
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