― 243 ―【名跡山水図帖（個人蔵）】制作年：不詳材質：絹本着色形状：1帖（全96図）「図版出典」図8 『秘蔵日本美術大観2 大英博物館Ⅱ』講談社、1992年≪淵上旭江肉筆作品基礎データ≫【五畿七道図（岡山県立美術館蔵）】制作年：寛政8年（1796） 44歳材質：絹本着色形状：16帖（全484図）高杉志緒「淵上旭江『禽虫花石帖』（国立国会図書館蔵）について」『混沌』32号、2008年9月、伊藤紫織「唐画師 淵上旭江」『雪舟と水墨画』展覧会図録所収、千葉市美術館、2008年⑷水田紀久・野口隆・有坂道子編著者『木村蒹葭堂全集 別巻 完本 蒹葭堂日記』藝華書院、2009年、高橋博巳編集『近世儒家文集集成 第九巻 淇園詩文集』ぺりかん社、1986年⑸『山水奇観』には前編・後編の他に出版にいたらなかった拾遺が存在する。『山水奇観』の出版状況については前掲注⑶伊藤氏論考に詳しい。また山水画譜としての視点から『山水奇観』を論じたものとして吉田恵理「「山水」画譜の諸問題―《介子園画伝》和刻の経緯と淵上旭江『山水奇観』を例に―」太田昌子編『絵本・絵手本シンポジウム報告書 江戸の出版文化から始まったイメージ革命』金沢芸術学研究会、2007年所収があげられる。⑹広重と旭江『山水奇観』の関係については以下の書籍に詳しい。鈴木重三監修『広重六十余州名所図会 プルヴェラー・コレクション』岩波書店、1996年、大久保純一『広重と浮世絵風景画』東京大学出版会、2007年⑺守安收「新収蔵作品紹介」（『岡山県立美術館 美術館ニュース』35、1996年12月）によって紹介された。⑻和田隆侯については、近年前掲注⑶伊藤氏が詳しく紹介されている。⑼「五畿七道図」については量も膨大であるため、詳細は別稿にて報告を行いたい。⑽三井文庫編『三井家文化人名録』三井文庫、2002年⑾本報告では、これらの作品を便宜的に旭江作品として紹介したが、その作風より弟子なども含めた工房制作の可能性を否定することはできない。この問題についても改めて論じる予定である。⑿河野元昭「友島全景図巻 解説」『秘蔵日本美術大観2 大英博物館Ⅱ』講談社、1992年所収⒀「友島全景図巻」の考察は別稿にて報告する用意がある。 山陰奇勝：50図、山陽奇勝：60図、南海奇勝：56図、西海奇勝：74図 五畿奇勝：58図、東海奇勝：62図、東山奇勝：68図、北陸奇勝：56図寸法：本紙 各12.8×19.9cm 短冊（地名・人物を明記）3.8cm×7.0mm
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