鹿島美術研究 年報第27号別冊(2010)
402/597

― 392 ―⑽丸山季夫「解題(『花街漫録』)」(『日本随筆大成』第1期9、吉川弘文館、1975年)p.5⑾拙稿「『古筆了伴/安西雲煙 鑑定一件始末』解題と翻印」(『超域文化科学紀要』13号、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻、2008年11月)参照。同書の内容は以下に述べる訴訟の経緯を雲煙の側から記録したもので、雲煙著かと考えられる。なお、本書は宇都宮市菊池家に所蔵されるが、同家は当時雲煙と書画鑑定を通して懇意であった富商大橋淡雅の後裔にあたる。⑿古筆家は当時寺社奉行支配とされていた。

元のページ  ../index.html#402

このブックを見る