庚辰琳南無薬師琉璃光如来願我身成仏智白敬京慶七月八日（花押）亰□（花押）七月八日 （4）［ ］［ ］子四月十一日置戌六月一日作始之 大仏師性慶法印戌十二月日（ママ）― 493 ―〔史料１〕『広義門院御産愚記』〔史料2〕『公衡公記』正和四年四月二五日条一、道々輩交名大宮（中略）木仏師二宮（中略）木仏師法眼性慶聖眞子（中略）木仏師法眼性慶〔史料3〕『花園天皇宸記』元応二年九月八日条〔史料4〕永明院像像底白書銘西園寺大仏師法印性慶永明庵御本尊元亨四年甲〔史料5〕志那神社像像底朱書銘法印性慶造（花押）建武元戊※建武元年=甲戌〔史料6〕薬師堂像 像内墨書銘（像内胸腹部墨書）（種子）仰冀十方檀那心□所願成就（１） （中ヵ）円満現当二世増福増長（我ヵ） （経ヵ） （2）□之名号一□其耳衆病悉除身心安楽南無薬師瑠璃光如来延慶四年正月二七日条（『史料纂集』）御本尊〔七躰、中尊在天蓋、〕自五大堂奉渡之、〔廳官一人相具新調櫃七合〔在敷莚・藤莚・続紙、〕参向北山、又当堂仏師章慶法眼相副奉渡之〕※〔 〕内割注、傍線筆者三条法印朝円法眼性慶（１）種子はいずれも薬師如来のバイ。（2）『薬師如来本願経』の薬師十二大願の第七願によると思われ、現状判読できない箇所はそれぞれ我・経とみて間違いない。（3）■か。（4）文字か筆ならしかは不明。※この他、像の各所には高遠町の仏師伊東豊治による明治三十七年四月の修理銘が墨書される。※この他、像内背面および右体側部下方に一色天神町の仏師弥二郎による明治十二年三月の修理銘が墨書される。 （3）（種子）于■暦応 七月初八日（像内背部墨書）此心清浄是名仏出世此心不清浄是名仏滅度（『史料纂集』） （願ヵ）（日ヵ）南無十二大□□光月光薬師琉璃光如来（『史料纂集』）到栂尾、上皇自元御坐御影堂也、朕同参、前大納言奉為写御影、召律師豪信〔藤為信■息也、〕令写之、但頗不似、此御影者正慶所奉作、無毫毛之相違、如奉向龍顔、懐旧之涙難抑※〔 〕内割注、傍線筆者南無薬師瑠璃光如来兵戈□不動 諸願皆大成 比丘正玉敬書〔史料7〕願成寺宝冠釈■如来坐像（像底膝裏部墨書）貞和二年丙（像内胸腹部・後頭部墨書）比丘僧淋覚（花押） （悉ヵ）家属資具□皆豊足乃至證得無上菩提大願主比丘智通敬白大仏師法印性慶 南無薬師瑠璃光如来 我願成正覚正深敬白 良慶（花押）七月八日□□自安寧天下賀太平殊願檀信帰崇増福慧智周敬白
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