⑿ 坂崎坦『日本絵画論体系』第3巻、名著普及会、1980年、456頁。⒀ 「東都みやげ大津名物」の詳しい作品紹介については、拙稿「井庭可笑作・北尾政演画『東都土産 大津名物』」『関西大学博物館紀要』第16号、関西大学博物館、2010年、67−88頁を参照。⒁ 東錦絵と大津絵の対比は、他の文献資料においてもしばしば見られる。例えば、喜多村信節著『嬉遊笑覧』(文政13年・1830)の書画の部には、「むかし愚が少年の頃には江戸ゑといふ物は、市川団十郎大谷廣治が絵漆ぬりにひかさせ大津ゑめきて甚田舎らしき物なりしに」とある。前掲注⑼、352−353頁参照。― 126 ―いる。水尾比呂志「大津絵略説」、前掲注⑴、26頁参照。
元のページ ../index.html#137