鹿島美術研究 年報第29号別冊(2012)
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図5 八相涅槃図 鹿児島・龍巌寺 重要文化財 鎌倉時代表1 中野氏の涅槃図分類図6 新しい涅槃図分類法のモデル第一形式平安時代が主流。釈■を画面中心に大きく描く。会衆や動物は少ない。釈■は両腕を体側につける。寝台の右側面を描く。画面は正方形もしくは横長。― 165 ―第二形式鎌倉時代以降が主流。釈■を相対的に小さく描く。会衆や動物を多く描く。会衆の身振り・手振りが大きい。寝台の左側面を描く。画面は縦長が多い。

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