注⑴金子一夫『近代日本美術教育の研究 明治時代』中央公論美術出版、1992年、及び金子一夫『日けでなく、より専門的な洋画教育の日本への定着自体を志向したところに、帰朝後の国沢の活動と彰技堂の意義が求められるのである。2A−009−00 公00783100）参照。本近代美術教育の研究 明治・大正時代』中央公論美術出版、1999年。⑵国沢新兵衛『国沢新九郎覚書』年代不明（東京国立文化財研究所蔵）参照。この画学への転向の理由や正確な時期に関しては不明だが、三輪英夫氏は、明治5年初頭頃からであったと推測している。三輪英夫「国沢新九郎の画歴と作品」『美術研究』321 号、1982年、173−180頁。⑶『日新眞事誌』第160号、明治7年11月18日（複製版、『日新眞事誌』6巻、ぺりかん社、1995年）を参照。⑷三輪氏は『覚書』の記述から、国沢の師を風景画家ジョン・エドガー・ウィリアムスのこととし、国沢の受けた画学教育は、穏健なアカデミズムのそれに近いものではなかったかと推測している。三輪、前掲論文。⑸この点に関しては、尾崎尚文「国沢新九郎・本多錦吉郎手沢の洋画技法書（資料）」『参考書誌研究』15号、1977年、17−34頁に詳しい。⑹「海外留学生改正処分ノ儀伺」『公文録』第53巻、明治6年7月、文部省伺（国立公文書館本館⑺国沢新兵衛『国沢新九郎覚書』参照。⑻本多錦吉郎『本多錦吉郎翁伝記』（東京文化財研究所所蔵写本、原本本多明氏所蔵）。⑼前掲『日新眞事誌』第160号より。⑽『彰技堂門人帖』（東京文化財研究所所蔵写本、1923年8月筆写、原本本多明氏所蔵）参照。⑾『東京日日新聞』第982号、明治8年4月10日、日報社（復刻版、『東京日日新聞』第一期、7巻、日本図書センター、1995年）。⑿同上。⒀『彰技堂規則書』（東京文化財研究所所蔵写本、1923年8月筆写、原本田崎延次郎氏所蔵）参照。また、この文書は前掲『洋画先覚本多錦吉郎』5−6頁にも掲載されている。⒁「洋画局的言」青木茂編『高橋由一油画史料』中央公論美術出版1984年所収。⒂三輪、前掲論文。⒃『東京日日新聞』第845号、明治7年11月7日（復刻版、『東京日日新聞』第一期、5巻、日本図書センター、1995年）。⒄他の新聞紙上におけるこの時期の由一の評価として一例を挙げると、『郵便報知新聞』997号、明治9年5月27日で（復刻版、郵便報知新聞刊行会編『郵便報知新聞』9巻、柏書房、1989年）は、由一の画技を「伊太利國本家本元の先生か描いたのと見まがい升」と述べ絶賛している。⒅『東京日日新聞』第881号、明治7年12月17日（復刻版、『東京日日新聞』第一期、5巻、日本図書センター、1995年）。⒆『東京日日新聞』第918号、明治8年1月27日（復刻版、『東京日日新聞』第一期、7巻、日本図書センター、1995年）。⒇『東京日日新聞』第914号、明治8年1月23日（復刻版、『東京日日新聞』第一期、7巻、日本― 183 ―
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