⑴ 九州所在作品1．木造四天王立像（大分県豊後高田市・真木大堂） 像高161.2〜167.0cm。ヒノキ材・彫眼。広目天像を除く3躯は着兜。ただし広目天像の怒髪は後補であり、当初は別材製の兜をかぶせていたか。持国天像は両手交差。4躯とも金鎖甲彫出。重要文化財。〔図1〜4〕2．木造四天王立像（大分県大分市・大山寺） 像高未計測。材質・構造不詳（現状後補の玉眼が嵌る）。4躯とも着兜。3．石造四天王立像（鹿児島県霧島市・隼人塚） 像高172.2〜182.7cm。石造。4躯とも着兜。2躯は両手交差して剣を地に突く。〔図5〕4．石造四天王立像（佐賀県佐賀市・四天社） 像高99〜112cm。石造。4躯とも着兜。1躯（伝広目天像）は両手交差して剣を地に突く。5．石造四天王立像（鹿児島県薩摩川内市） 像高約90cm。石造。4躯分伝存するが完好な状態の像は1躯のみ。着兜。両手交差。6．木造持国天・多聞天立像（熊本県小国町・千光寺） 像高114.5〜117.8cm。材質不明・彫眼。2躯とも着兜。持国天像は両手交差。7．木造十二神将立像（福岡市中央区・福岡市美術館／東光院旧蔵） 像高69.5〜73.8cm。ヒノキ材・彫眼。卯・辰神は着兜（卯神頭部後補）。戌神は両手交差。寅・辰・巳・午神は金鎖甲彫出。重要文化財。申・酉・亥神は近世の後補。8．木造毘沙門天立像（大分県日田市・永興寺） 像高162.2cm。ヒノキ材・彫眼。着兜。金鎖甲彫出。No.1の多聞天像と像容酷似。〔図6〕9．木造毘沙門天立像（大分県日田市・永興寺） 像高166.1cm。ヒノキ材・彫眼。文治3年（1187）銘。着兜。金鎖甲彫出。〔図7〕眼。頭部は円頂とする。当初は別材の兜を着けていたか。眼。着兜。両手交差。眼。金鎖甲彫出。頭・体部の大半が摩滅する。補）。保安元年（1120）銘。金鎖甲彫出。着兜。金鎖甲彫出。〔図8〕10．木造天部形立像（福岡県豊前市・求菩提資料館） 像高67.0cm。針葉樹材・彫11．木造天部形立像（福岡県豊前市・求菩提資料館） 像高76.5cm。針葉樹材・彫12．木造天部形立像（福岡県豊前市・求菩提資料館） 像高未計測。針葉樹材・彫13．木造毘沙門天像（福岡県久留米市・善導寺） 像高83.9cm。ヒノキ材・玉眼（後14．木造毘沙門天像（福岡県久留米市・観音寺） 像高95.7cm。ヒノキ材・彫眼。― 502 ―
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