鹿島美術研究 年報第31号別冊(2014)
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⑶Lucy Lo-hwa Yang, “The Wu School in Late Ming, Ⅱ: Innovative Masters”, James Cahill. ed., TheRestless Landscape: Chinese Painting of the Late Ming Period, Berkeley: University Art Museum, 1971,pp. 57-74. James Cahill, The Compelling Image: Nature and Style in Seventeenth-Century ChinesePainting, Cambridge, Massachusetts: The Belknap Press of Harvard University Press, 1982, pp. 1-35.James Cahill, The Distant Mountains: Chinese Painting of the Late Ming Dynasty, 1570-1644, NewYork: Weatherhill, 1982, pp. 39-58.注⑴劉巧楣「晩明蘇州絵画」、国立台湾大学歴史学研究所修士論文、1989年、31~34頁。劉巧楣「晩⑺Kathlyn Maurean Liscomb, Learning from Mount Hua: A Chinese Physicianʼs Illustrated Travel Recordand Painting Theory, Cambridge; New York: Cambridge University Press, 1993. 薛永年「陸治銭穀与後期呉派紀游図」、故宮博物院編『呉門画派研究』、北京:紫禁城出版社、1993年、47~64頁。梅韻秋「明代王世貞『水程図』与図画式紀行録的成立」『国立台湾大学美術史研究集刊』36、台北:国立台湾大学芸術史研究所、2014年、109~176頁。17世紀には、画中の名勝はもはや限られた高士だけのものではなくなっていた。「越中名勝図冊」もこのような変化を受け、名勝を楽しむ人々の数の増加を肯定的にとらえて、画中に反映させた作例といえる。6、小結旅游文化の興隆の中で、越の名勝は多くの蘇州文人にとってなじみ深いものとなった。「越中名勝図冊」はこのような状況を背景に制作され、見晴らしの良さや変化する景観などの旅の視覚経験を構図法と遠近表現によって再現しようとしている点に新味がある。これにより、本図冊は旅の楽しみを知る文人たちにとって魅力的な名勝山水図となったのである。明蘇州絵画中的詩画関係」、『芸術学』6、台北:芸術家出版社、1991年、33~73頁。⑵米澤嘉圃「張宏筆 越中名勝画冊」、『國華』819、東京:國華社、1960年、221~222頁。黄文玲「張宏『棲霞山図』研究」、国立台湾大学芸術史研究所修士論文、2003年。⑷箱蓋表に「明人張君度山水八頁妙品。六一山屋珍賞。」とあり、裏に『無声詩史』と『国朝画徴録』の伝を引く。題箋には「張鶴澗画越中名勝八頁。古道人題。」とある。箱・帙・冊には「三松庵」朱文円印、印文不明の朱文方印、「六一斎」朱文円印、「黄□戯墨」朱文方印が捺されるが、いずれも同一人物のものと推定できる。⑸前掲注⑴、劉巧楣「晩明蘇州絵画」。Kenneth Stanley Ganza, “The Artist as Traveler: The Origin andDevelopment of Travel as a Theme in Chinese Landscape Painting of the Fourteenth to SeventeenthCenturies”, Ph. D. diss., Indiana University, 1990, pp. 77-241.⑹周振鶴「従明人文集看晩明旅游風気及其地理学的関係」、『復旦学報(社会科学版)』2005-1、上海:上海人民出版社、2005年、72~78頁。⑻前掲注⑵、米澤嘉圃「張宏筆 越中名勝画冊」。前掲注⑶James Cahill, The Compelling Image.⑼巫仁恕、狄雅斯『游道─明清旅遊文化─』、台北:三民書局、2010年。魏向東『晩明旅游地理― 315 ―

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