■ 前掲注⑴― 539 ―[附記]図版出典〔図12〕〔図13〕:高野山霊宝館編集発行『経絵の美術 国宝金銀字一切経』1987年8月。〔図15〕:黒田泰三『小学館ギャラリー新編名宝日本の美術 第12巻伴大納言絵巻』小学館、1991年⒄九条兼実『玉葉』建久2年(1191)閏12月5日条に、藤原兼実が故女院のための一品経に結縁し、紺紙金泥勧発品を書写したとある。その経典について「表紙同色、其絵如常」と述べている。⒅拙稿「平安時代の経絵の作者について」『筑紫女学園大学・筑紫女学園大学短期大学部紀要』⒆拙稿「平安時代の経絵と釈経」『筑紫女学園大学・筑紫女学園大学短期大学部紀要』第6号、⒇安吾院澄賢(1126−1203)草による法華経品釈。大島薫「『花文集』解題」国文学研究資料館編『真福寺善本叢刊』第2巻、臨川書店、2000年4月。4月。その他はすべて筆者撮影。本稿は2013年8月5日に開催された「法華経絵 研究会2」(幹事:富山県立大学教授 原口志津子、場所:富山国際会議場)での口頭発表「平安時代の脱定型見返絵─与田寺本紺紙金字法華経並開結─」に加筆・修正を加えたものです。調査にあたりましては、与田寺様・百済寺様・大山祗神社様よりご協力を得ることができました。調査実施には香川県立ミュージアム学芸員の松岡明子氏・三好賢子氏・渋谷啓一氏の、金銀泥技法の検討には九州産業大学芸術学部助手の中津留友子氏のご助力を得ることができました。ここに記し、感謝の意を捧げます。1994年3月。第1号、2006年1月。2011年1月。
元のページ ../index.html#549