鹿島美術研究 年報第31号別冊(2014)
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■ その祖型はさらに遡りうると考える。早く、11世紀半ば書写の「高野切第一種」(行成の子、■ 田渕句美子「後堀河院時代の王朝文化─天福元年物語絵を中心に─」『平安文学の古注釈と受■ 展示公開され話題を呼んだ王羲之の新出摸本「大報帖」も、小野道風との伝称筆者を有していたため、見過ごされてきた。名児耶明「王羲之の新出尺牘断簡」『書聖 王羲之』展図録、毎日新聞社ほか、2013年。図11、12 『古筆手鑑大成』16重文 古筆手鑑(金沢市立中村記念美術館蔵)、角川書店、1995年― 573 ―図版出典図1、3、13、14 京都国立博物館編『国宝 手鑑藻塩草』淡交社、2006年図2、4 小林強・高城弘一『古筆切研究』1、思文閣出版、2000年図5、6 小松茂美編『後三年合戦絵詞』日本の絵巻14、中央公論社、1988年図7、8 小松茂美編『慕帰絵詞』続日本の絵巻9、中央公論社、1990年図9、10 『和歌と物語 鶴見大学図書館蔵貴重書80選─学校法人総持学園創立80周年記念─』鶴見世尊寺家2代・行経筆者説あり)に萌芽があろうか。容』2、武蔵野書院、2009年に詳しい。大学、2004年

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