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― 489 ―⑸「鎗金宝相華唐草文経箱」、出光美術館『東洋の美─中国・朝鮮・東南アジアの名品』2015年、p.77、p. 169。⑹南蛮唐草の原形とした本形態以前の文様は、斜交区画線と複数連接渦巻文とが分離して並置されて描かれたものと推測される(参考:「白鶴美術館所蔵琴棋書画螺鈿盒子」図版19、『中国の螺鈿』東京国立博物館 1981年、p. 56ほか)。⑺これら直接的に実施した調査の概要は以下の通りである。① 2014年6月22日、浦添市美術館にて牡丹唐草漆地螺鈿提重(首里城公園蔵)、蒲柳水禽蒔絵箔絵螺鈿器局、楼閣人物漆地螺鈿掛板、楼閣人物漆地螺鈿軸盆、唐子甕割故事透漆地螺鈿衝立(浦添市美術館蔵)の合計5件の調査実施。② 2015年1月29日、愛知県陶磁美術館において、同館が2014年に開催した特別展「高麗李朝の工芸」で初めてその存在が明らかになった個人所蔵の漆地螺鈿9件および同館が所蔵する漆地螺鈿1件の調査を実施。③ 2015年2月、アメリカ国内のサンフランシスコAsian Art Museum、Los Angeles County Museumof Art (LACMA)、Cleveland Museum of Art、Museum of Fine Arts, Boston(MFA)、ニューヨークのMetropolitan Museum of Artの5機関においてそれぞれ東アジアの螺鈿作例の実見調査および展示品の調査を実施。⑻これらの書籍は、東京国立博物館『中国の螺鈿』1981年、荒川浩和『螺鈿』同朋舎、1985年、河田貞・高橋隆博『高麗李朝の螺鈿』毎日新聞社、1986年、国立中央博物館『螺鈿漆器』(韓国語)2006年、Museum für Lackkunst『朝鮮漆工美術 完全なる審美』(英語)Hilmaer Verlag、2013年などである。⑼河田貞「高麗・朝鮮王朝の螺鈿─技法の展開と過渡期の様相─」『高麗李朝の工芸─陶磁器、漆器、金属器─』愛知県陶磁美術館、2014年。なお、河田氏は本作を朝鮮半島製と判断されているが、器形などから、ここでは中国製と見ておきたい。⑽東京国立博物館『中国の螺鈿』1981年、図版2。⑾高橋隆博「螺鈿牡丹唐草文の系譜─本阿弥光悦の螺鈿意匠に関連して─」『Museum』No. 540、東京国立博物館、1996年など。⑿瀧朝子「新収品紹介 螺鈿菊唐草文小箱」『大和文華』123号大和文華館、2011年、p. 53。⒀郷家忠臣「万暦十四年銘李朝螺鈿鞍の問題点」『Museum』No. 303、東京国立博物館、1976年。⒁Sir Harry Garner氏がその著書Chinese Lacquer, 1979年でBritish Museum蔵として紹介している唐花唐草螺鈿鞍(pl.179)は本作と同品かと推測される。⒂注⑽文献pp. 22-23。

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