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― 610 ―ワイン醸造所にてフェアウェル・ディナーが催されたため、出席した。8月23日午前中はパネル15、“New Findings from Vinaya Texts”およびパネル23、“Scriptural Formation and Authentification (I)”を聴講した。この日は夕方の便で出発する予定であったため、12:30に学会会場を後にした。② 第8回SGRAチャイナフォーラム 精華東亜文化講座期   間: 2014年11月21日~11月25日(5日間)場   所:中華人民共和国、北京報 告 者: 東京国立近代美術館 主任研究員  木 田 拓 也フォーラムの趣旨本フォーラムは、渥美国際交流財団と中国社会科学院の主催により、「日本近代美術と近代中国」というテーマで、二日間にわたって開催された。このフォーラムは近代日本における「美術」および「工芸」の制度的枠組みの成立とその近代中国との関係を捉え直そうとするものである。「美術」とその一部とみなされる「工芸」は用語の誕生から制度としての「美術」の成立と深い関係にあり、そして近代中国にも深い関係をとらえ直そうとするものである。「美術」とその一部とみなされる「工芸」は用語の誕生から制度としての「美術」の成立と深い関係にあり、そして近代中国にも深い影響を与えた。「美術」と「工芸」は、漢字圏文化と西洋文化との関係および葛藤を表していると同時に、日中両国のナショナリズム、国民国家の展開や葛藤とも深い関係にある。一方、「美術」と「工芸」の展開の仕方や意味づけにおける日中の違いも無視できない。この違いはほかならず日中の「近代」の違いでもある。このフォーラムでは従来活発であったとはいえない日中両国間の近代美術の交流、および、近代の文化交流史の研究のさきがけとなることを目指して開催された。日本から参加し口頭発表を行ったのは東京芸術大学の佐藤道信氏と本報告者(木田)の二名であり、佐藤氏は「美術」について、報告者は「工芸」について発表した。中国の社会科学院および清華大学の研究者も討論も交え、同時通訳の助けを借りながら、熱心で活発な議論が行われた。11月22日(1日目)

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