4月1日より6月19日まで80日間開催、明治9年は3月15日より6月25日まで100日間開催。奈良博覧会で模造・模写が製作された経緯は藤田祥光編著・手写『奈良博覧会』（1935年、奈良県立図書情報館）および原瑛莉子「東京美術学校収集・製作の正倉院宝物模本について」正倉院学術シンポジウムレジュメ、2012年11月4日。⑺11件の模写は次のとおり。― 373 ―同「館史研究3 扇面法華経冊子模本─岡倉天心・小堀鞆音と帝国博物館の模写事業─」『MUSEUM』621号、東京国立博物館、2009年、pp. 29－62佐々木佳美「明治四十四年東京帝室博物館特別展覧会における模写─「小袖図」等服飾品模写図を中心に─」『MUSEUM』636号、東京国立博物館、2012年、pp.23－56恵美千鶴子「《資料紹介》田中親美「平家納経模本」─益田鈍翁、高橋箒庵、松永耳庵の眼─」『MUSEUM』639号、東京国立博物館、2012年、pp.23－56⑵佐藤昭夫「明治中期における博物館の彫刻模造事業について」『MUSEUM』277号、東京国立博物館、1974年、p. 24⑶吉田千鶴子『＜日本美術＞の発見─岡倉天心がめざしたもの─』吉川弘文館、2011年、p. 175⑷42件の模造は次のとおり。模本刀子8口、模本刀子（偏刄鞘并把緑牙花鳥揆鏤金具金銅）1口、模本刀子（偏刄鞘白牙把斑犀金具金銅）1口、模本刀子（偏刄鞘椋把紫壇金具金銅）1口、模本刀子（偏刄鞘紅牙花鳥揆鏤把斑犀金具金銅）1口、模本刀子（偏刄鞘鳥犀把斑犀金具金銅）1口、模本刀子（三合鞘刄1. 鉋2. 偏刄刀子3. 鋸鞘鳥犀把白牙金具金銅）1口、模本刀子（三合鞘刄1. 2. 偏刄刀子（但其一刄、本金鏤）3. 鋸鞘黒漆把1. 紫壇2. 沈香3. 斑犀金具金銅）1口、模本刀子（二合鞘各偏刄鞘黒漆把紫壇金具金銅以上各組緒付）1口、模本花（籠）1口、模本天平筆8枝、模本天平筆（筆管白竹大）1枝、模本天平筆（筆管白竹）1枝、模本天平筆（筆管煤篠）1枝、模本天平筆（筆管煤篠中）1枝、模本天平筆（篠帽付牙頭付）1枝、模本天平筆（篠帽付牙頭付小）1枝、模本天平筆（篠帽付牙頭付）1枝、模本天平筆（篠帽付牙頭付）1枝、模本新羅墨2笏、模本新羅墨（云新羅楊家上墨）1笏、模本新羅墨（云新羅武家上墨）1笏、模本洞簫3管、模本洞簫（参節・表五孔・裏一孔長40.6cm,口径2.4cm）1管、模本洞簫（参節・表五孔・裏一孔長39.1cm,口径2.1cm）1管、模本洞簫（参節・表五孔・裏一孔長38.15cm、口径1.8cm）1管、模本天平尺2笏、模本天平尺（壱分目刻壱尺五寸尺）1笏、模本天平尺（壱分目刻壱尺尺）1笏、模本絵辛櫃1合、模本火舎1口、模本和琴1張、模本太刀5口、模本太刀（偏刄把沈香鞘黒漆葛文・獣形金銀平脱金具金銅）1口、模本太刀（偏刄把紫壇・鞘黒漆金具金銅）1口、模本太刀（両刄把葛纒鞘黒漆）黒作横刀（蕨手大刀）1口、模本太刀（偏刄把紫壇・鞘黒漆金具金銅）1口、模本太刀（偏刄把白鮫・鞘黒漆・花文白漆絵金具金銅各・帯取紫洗革平緒緋綾但・其三・紫綾）1口、模本春日厨子1基、模本目利箒付倚几1握、模本手辛鋤付倚几1柄、模本競馬太刀2口⑸高橋隆博「明治八・九年の『奈良博覧会』陳列目録について─上・下─」『史泉』 56号、pp. 76－118、1981年、同57号、pp. 47－82、1982年『奈良博覧会物品目録』（1875年・1876年、奈良県立図書情報館）によれば明治8年（1875）は⑹特別展『奈良礼賛～岡倉天心、フェノロサが愛した近代美術と奈良の美～』奈良県立美術館、2015年聖徳太子二王子像御物模写1幅 和田貫水筆、吉祥天像厨子絵7面 岡倉秋水筆、釈迦如来像神護寺本模写1面、山越阿弥陀図禅林寺本模写1面 横山大観筆、准胝仏母像広隆寺本模写1面、
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