王庭珪『盧溪文集』卷四十八「跋大年画」 大年、貴公子也、（中略）。世言大年得王摩詰、李思訓、江都王之典刑、故無画工気、信哉。（景⑶ 本稿で言及する王維画、李思訓画とその画風は、五代以前の文献を除いて、彼らの真筆を指す⑷ 鈴木敬「王維と輞川図」『中国絵画史 上』吉川弘文館、1981年、104－113頁⑸ 張彦遠『歴代名画記』卷十、王維条（津逮秘書本）⑹ 朱景玄『唐朝名画録』 「神品下七人」李思訓条 思訓格品高奇、山水絶妙、鳥獣・草木、皆窮其態。（中略）。国朝山水第一。 「妙品上八人」王維条 王維、字摩詰。（中略）。其画山水松石、蹤似呉生、而風致標格特出。（景印文淵閣四庫全書本）⑺ 荊浩『筆法記』 夫画有六要、一曰気、二曰韻、三曰思、四曰景、五曰筆、六曰墨。（中略）。王右丞筆墨宛麗、気韻高清、巧写象成、亦動真思。李将軍理深思遠、筆跡甚精、雖巧而華、大虧墨彩。（王氏書画苑本）⑻ 郭若虚『図画見聞誌』卷三 董源、字叔逹、鍾陵人、事南唐為後苑副使。善画山水、水墨類王維、着色如李思訓。（津逮⑼ 『宣和画譜』巻十 李思訓、唐宗室也。（中略）。今人所画着色山、往往多宗之。然至其妙処、不可到也。（津逮⑽ 米芾『画史』 蘇氏種瓜図、絶画故事、蜀人多作此等画、工甚。（中略）。今人収得、便謂之李将軍思訓、皆 余昔購丁氏蜀人李昇山水一幀。（中略）。小字題松身曰蜀人李昇、以易劉涇古帖、劉刮去字、⑾ 郭若虚『図画見聞誌』卷二 李昇、成都人、工画蜀川山水。（中略）。蜀中多呼昇為小李将軍。（津逮秘書本）⑿ 米芾『画史』 世俗以蜀中画騾綱図、剣門関図爲王維甚衆、又多以江南人所画雪図命爲王維、但見筆清秀者、－145頁 又有唐蜀中画雪山、世以為王維也。（景印文淵閣四庫全書本）⒀ 王維の伝称作については、次の論文を参照。 米澤嘉圃「伝王維筆長江積雪図について」『中国絵画史研究 山水画論』平凡社、1962年、 古原宏伸「王維画とその伝称作品」『文人画粋編 第一巻 王維』中央公論社、1975年、125⒁ 陳階晋「同画不同名─趙幹〈江行初雪図〉与王維〈捕魚図〉」『故宮文物月刊』342期、台北氏文房小説本）印文淵閣四庫全書本）のではなく、宋代に流布していた王維画、李思訓画とされた絵画を指す。秘書本）秘書本）非也。題曰李思訓。（景印文淵閣四庫全書本）即命之。（中略）。110－127頁故宮博物院、2011年、47－57頁― 63 ―
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