鹿島美術研究 年報第34号別冊(2017)
139/507

⑿Almagro-Gorbea, M., “Iconografía numismática hispánica: jinete y cabeza varonil”, García-Bellido, これは図像表現だけに限定した場合であり、銘文に注目すれば、銘文が1行で書かれているもM.P.&Centeno, R.M.S. (eds.), op.cit., p. 53.⒀Ibid., pp. 54-62.⒁Ibid., pp. 57-58.⒂Otero, P., “La difusión de las emisiones de AREKORATA”, Campo, M. (ed.), Ús i circulació de lamoneda a la Hispània Citerior, Barcelona: Generalitat de Catalunya, 2009, pp. 66-83, なおArekorataの比定についてはJimeno, A. et al., “Nueva tésela hallada en Muro (Soria) y la posible ubicación de“AreKoraTa””, Burillo, F. (ed.), Ritos y Mitos, Zaragoza: Fundación Segeda - Centro de EstudiosCeltibericos, 2010, pp. 291-297も参照。⒃Otero, P., op.cit., pp. 70-78.⒄Otero, P., op.cit., pp. 67-68.⒅騎馬像の代わりに鶏、蟹、ペガサスなど、実在、あるいは想像上の動物が描かれているものが⒆Villaronga, L.&Benages, J., op.cit., pp. 334-335, ビリャロンガの分類の1739番と1747番が、くの字M., op.cit., pp. 103-124. Villaronga, L.&Benages, J., op.cit., pp. 364-366.Ibid., pp. 298-300. Ibid., p. 300. Ptol. 2.6.57. Villaronga, L.&Benages, J., op.cit., p. 361. アレコラタとコントレビア・ベル以外のケルトイベリアの貨幣では、メトゥアイヌム、トゥリアス(Turiazu)、ルイティスコス(Louitiskos)、カラコリコス(Kalakorikos)、オイラウニコス(Oilaunikos)、カラルス(Karalus)、コントレビア・カルビカ(Konterbia Karbika)、レタイサマ(Letaisama)、オカラコム(Okalakom)、ロトゥルコン(Roturkon)、サマラ(Samala)、セキサノス(Sekisanos)、テイティアコス(Teitiakos)、ティトゥム(Titum)、トレトゥム(Toletum)、ウアラコス(Uarakos)、ウサムス(Usamus)などに見られる。Villaronga, L.&Benages, J., op.cit.,pp. 324-331, 342-345, 351, 353-356, 360-364, 367-368, 370-373, 376. Nieto-Pelletier, S., Catalogue des monnaies celtiques 1. Les Arvernes, Paris: Bibliothèque Nationale deFrance, 2013, pp. 58-63.り、子音と母音が分かれておらず、わが国の仮名文字のように1つの文字で子音と母音の両方を含む音を表わすのが特徴である。⑽貨幣の正確な年代決定は困難であるため、この点に関しては異論もあり、トゥリアスの銘のある貨幣など他の貨幣の方をより古い年代とする見解もある。⑾ケルトイベリアの貨幣は鋳造なので、表と裏の区別はない。しかし、元となったと考えられているシチリアの貨幣や、同じタイプの男の顔と騎馬の組み合わせのギリシアの貨幣では、男の顔が表に描かれていることから、男の顔が描かれている方をA面、騎馬が描かれている方をB面と呼ぶ慣わしである。9枚ある。型に相当する。⒇トゥリアスの貨幣でも馬の後ろ足がくの字型の貨幣は比較的初期に分類されている。Gozalbes,のと2行に分けて書かれているものとがあるため、さらにパターンは増えることになる。― 129 ―― 129 ―

元のページ  ../index.html#139

このブックを見る