田園日本篇子供日本篇婦人日本篇娯楽日本篇都会日本篇図2 藤田嗣治《秋田の行事》(部分) 1937年 公益財団法人平野政吉美術財団蔵 ©Fondation Foujita/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017 E2775表1 映画「現代日本」の撮影地とシーン撮影地鹿児島、霧島、高千穂、熊本、飛騨、木曾、秋田(秋田市・横手町・角館町)高千穂の風景からスタート。霧島の風景。鹿児島の太鼓踊りと棒踊り。桜島の女性たち。阿蘇で馬に乗って野良から帰る娘たち。雪が降る木曾での親馬と子馬、竹馬の子供、ギッタンバッタンと汽車。秋田市本町の馬橇や犬。角館の雪深い道、雪室の中で遊ぶ稚児髷の少女。おばこが橇をおして、モッペ姿でサヨナラをする。絣のマント。秋田の吹雪でフィナーレ。撮影地愛媛松山シーン家の間から男の子が走って出てくる。友達を誘ってまた走っていく。男の子の喧嘩を女の子が仲裁。床屋で男の子が散髪、女の子は雑誌を見ている。人形を背負った小さな男の子が登場、床屋から出て3人で歩いて行く。3人は紙芝居に出会う。紙芝居「桃太郎」を見る子供たち。男の子たちが城の石垣を背景にチャンバラし、一人が切腹のまねをする。獅子舞を見る子供たち。女の子と男の子が田んぼ道を歩いて行く。シーン撮影地広島 京都日本髪の娘が化粧し、帯を結び身支度を整える。稚児髷の少女をつれて町の友達の家を訪問。娘が友達とともに長唄の師匠の家で稽古する。土蔵のある辻で別れる際、お辞儀をして1人の櫛が落ちる。2人が拾おうとしておでこをぶつける。娘と少女が路傍の梅の花を眺める。竹竿を積んだ車と行き交う。2人は車から落ちた竿を跨ぎ、土堤を降りていく。竿が夕陽に光っている。撮影地撮影地大阪 東京シーン娘2人が芝居や東おどりを観て回る。ダンス場へ出かける。桜の下にハイキングへ行く。デパートの場面。撮影地大坂 東京・浅草浅草の易者に手相を見てもらう娘。易者の言葉によって人々が行動を始める。浅草を俯瞰する風景。阪東妻三郎の剣劇映画。(藤田が演じる)無頼漢が悪事を働き、浅草観音から逃走。横浜の波止場で変装して密航しようとする間際に警視庁の新撰組(特別警察隊)が逃走者を捕縛。シーン― 265 ―― 265 ―
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