鹿島美術研究 年報第34号別冊(2017)
286/507

⑻ 注⑹狩野氏前掲書⑼ 中島純司「異国の鳥を放つ空間(上・下)」(『国華』935・936号、1971年)⑽ 「南蛮貢孔雀」(『東海瓊華集』)、「南貢孔雀二首」(『続翠詩集』)⑾ 鎌倉時代初頭には著名な牛馬個体を写す牛馬似絵がジャンル化し、名馬駿牛は特定個体の肖像か、狩野博幸氏は等伯による鳥類表現の正確さを強く指摘する。 狩野博幸『狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風』小学館、2007年⑺ 加藤弘子「『古画備考』が伝える長隆写生図」(古画備考研究会編『原本『古画備考』のネットワーク』思文閣出版、2013年)や産地別の品種図巻など様々な機能に従って観察され絵画化された。 拙稿「牛馬似絵の意味と機能」(『朱雀』26集、2014年)⑿ 「駿牛図」諸本や足利尊氏の愛馬を表した景徐周麟賛「駿馬図」(京都国立博物館)など、馬や牛については特定個体を表現した肖像が現存する。― 276 ―― 276 ―

元のページ  ../index.html#286

このブックを見る