鹿島美術研究 年報第34号別冊(2017)
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一番号九七八六五四三二幅 説話周武帝□□□同短冊形監膳儀同拔彪宋武當寺沙門僧規□□當寺沙門僧□唐幽州虞安良唐幽州□安□清河邪見女清河□邪見女高陸秦安義高陸秦安義阿輸沙国婆羅門①阿輸沙国婆羅門阿輸沙国婆羅門②阿輸沙国婆羅門劉薩何劉薩荷隋鷹揚郎将天水姜略□鷹揚郎将天水姜略目連②目連尊者目連③目連尊者目連④目連尊者目連①(短冊形の有無不明)目連⑤□□□(目連の母か)昇天する女図像獄卒が梁と床とで人を挟み、仏教弾圧による堕地獄そこから卵がこぼれる。それ拔虎に追福を依頼するを見る官吏風の人物と合掌す隋文帝による周武帝追福の冥報記る俗形の男赤い綱で捕縛された裸体の勤行の不足のため堕地獄獄卒や官吏風の男らが囲む。れ、蘇生男。傍らに大きな秤があり、施福業を広めるよう助言さ牛頭馬頭が引く火車に乗せら殺生により堕地獄れる裸体の男。その上から水釈迦像造像に協力した功徳三宝感応要略録を注ぐ彩衣の僧。卒に追われる大陸装束の男。獄卒に引かれる裸体の女と獄引かれる裸体の男。体中に黒い瘡を持ち、獄卒に家族が普賢菩薩像を造像し炎に包まれた鑊が割れ、蓮池へと変わる。それに向かい合不信心のため堕地獄掌する裸体の男。閻魔王の前で合掌する男。獄卒に髪を掴まれ業鏡を見せ地獄巡歴られる裸体の男と傍らの鹿、観音菩薩から施福の功徳を鳥類。頭のない五羽の鳥、後ろ手にをみるす獄卒。縛られる裸体の男と業鏡を指目覚めたのちこれらの鳥のる僧阿鼻地獄の門前で女と対面す犬と遭遇する僧法会を行う僧釈迦に対面する僧モチーフ実施で蘇生、仏法に帰依地獄神を信奉することによる堕生前に仏名を聞いていたため蘇生仏法に帰依殺生により堕地獄たことにより蘇生出家念仏により蘇生仏法に帰依し往生殺生により堕地獄聞き応報を軽減してもらう蘇生ののち出家殺生により病中に無頭の鳥追福をして許されるのち不殺生を貫く六道を転輪する母を追う救う最後は盂蘭盆斎を行い母を母は忉利天に昇る先行収録書(大陸)先行収録書(日本)法苑珠林今昔物語集法苑珠林釈門自鏡録今昔物語集真福寺本戒珠往生伝三宝感応要略録佚名諸菩薩感応抄真福寺本戒珠往生伝三宝感応要略録私聚百因縁集言泉集法苑珠林釈門自鏡録法苑珠林真福寺本戒珠往生伝冥報記今昔物語集仏説盂蘭盆経仏説浄土盂蘭盆経三宝絵詞仏説目連救母経先行及び同時代絵画作例醍醐寺焔魔王堂絵銘(歴博)醍醐寺焔魔王堂絵銘(歴博)に類話(李丘令)が載録され醍醐寺焔魔王堂絵銘(歴博)る。醍醐寺焔魔王堂絵銘(歴博)十界図(禅林寺)地獄極楽図屏風(金戒光明寺)醍醐寺焔魔王堂絵銘(歴博)十界図(禅林寺)餓鬼草紙(京博)表1 極楽寺本六道絵 説話図像典拠表【凡例】一、極楽寺本短冊形の判読不能箇所は□で記した。二、国立歴史民俗博物館は「歴博」と略記した。三、京都国立博物館は「京博」と略記した。四、本表は未完成のものであるため、典拠についてご教示いただければ幸いである。左幅中幅― 290 ―― 290 ―右幅

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