鹿島美術研究 年報第34号別冊(2017)
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注⑴ 降旗千賀子編『フォーラム・連続公開インタビュー 美術館ワークショップの再確認と再考察⑵ 『北九州市立美術館ニュース 美術の森 1』北九州市立美術館、1975年5月15日、7頁⑶ 『北九州市立美術館ボランティア20年誌 美術の森の中で』北九州市立美術館、1994年、7-10頁⑷ いずれのシンポジウムも報告書が出ている。 『街から美術館へ美術館から街へ [日本・ドイツ美術館教育シンポジウムと行動1992]報告⑸ 佐藤氏の記憶が判然とせず、実際の立ち上げメンバーを特定するにはいたらなかった。ただし、後に提供いただいた下記文献によると、執筆者に石井優子氏、家村珠代氏、岩野雅子氏、佐藤厚子氏、清水靖子氏の名前が見られることから、立ち上げはこの5人であると判断してよいと思われる。⑻ 降旗千賀子編『フォーラム・連続公開インタビュー 美術館ワークショップの再確認と再考察海外の事例がどのように紹介されていったか、1990年代に美術館の内外で「鑑賞」「ワークショップ」という言葉がどのようにとらえられていたか、それが現在にどのようにつながるのかという経緯を知る上でも、新しい目で読み解くべきものであるだろう。本調査においては、以上のことが述べられるにとどまる。むしろ、明確になったのは、なお広範な調査の必要性と、それぞれのインタビューの内容を裏付ける文献的資料の収集である。今後も、インタビュー調査を継続して行い、かつ資料の収集を行うことで、日本の美術館教育の歴史的変遷をさらに明らかにしていきたい。なお、各インタビューは書き起こしをし、既に終了し未発表であるインタビューを合わせて発表するつもりである。そうすることにより、記録を今後の美術館活動に資するものとしたい。─草創期を振り返る』目黒区美術館、2009年、3頁書』日本文教出版、1993年 『美術館教育普及国際シンポジウム1992報告書・記念誌』美術館教育普及国際シンポジウム実行委員会、1993年 『美術館教育研究』Vol.1, No,1、美術館教育研究会、1990年7月1日⑹ ただし、現在のパソコン環境ではプログラムが動かないため、ヴァージョンアップの必要がある。⑺ 佐藤氏の記憶ではやや曖昧であったが、下記に「サマーミュージアムの後の企画として夏にミュージアムスクールをすることになった」という記述がある。 奥岡茂雄「報告 北海道立近代美術館における子ども向け活動の実践」『街から美術館へ美術館から街へ [日本・ドイツ美術館教育シンポジウムと行動1992]報告書』日本文教出版、1993年、12-22頁─草創期を振り返る』目黒区美術館、2009年、18-25頁 『第2回フォーラム・連続インタビュー 教育的視点から見た関西の美術館・博物館の普及事業─草創期を探る』京都造形芸術大学 芸術教育支援センター、2010年、19-26頁― 324 ―― 324 ―

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