鹿島美術研究 年報第35号別冊(2018)
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http://theme.npm.edu.tw/exh107/SuzhouFakes/jp/page-3.html#sec2_1(最終閲覧2018年5月14日)http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?dep=P&PaintingId=1129(台北故宮博物院書画典蔵資料検索系統、最終閲覧2018年5月14日) 観烏糸競渡図(中略)虹橋千丈弯如臥、雲閣半空高欲浮。軽 蕩漾呈百戯、吹笛撃鼙争意気。冠裳立候総朝臣、御駕来応鉅是。偶観妙手絶代無。老眼頻疑画史模。女工挑綫亦常有。誰聚氄毛爲此図。⑻秦暁磊「清宮春暁:乾隆朝画院中的「漢宮春暁図」」『故宮学術季刊』第31巻第2期、2013年⑼周功鑫『清康熙前期款彩漆屏風与中国漆工芸之西伝』台北故宮博物院、1995年、37頁⑽同注⑼前掲書、王耀庭主編『伝移模写』台北故宮博物院、2007年、『明四大家特展 仇英』台北故宮博物院、2014年⑾台北故宮博物院所蔵の仇英と落款のある「漢宮春暁図」には、扇子画が1本、画巻が2本、計3作品がある。2本の画巻のうち、「作品号」001038の「漢宮春暁図」は仇英の真作といわれており、もう1本は伝仇英の作品とされている。本稿で比較の対象として、扱うのは「作品号」001038の仇英本「漢宮春暁図」である。⑿唐代から王昭君と絵師毛延寿の故事が民間に伝わるようになった。(張寿林「王昭君故事演変之点点滴滴」『中国民間伝説論集』聯経出版社、1980年)⒀〈明〉張丑『清河書画舫』、412頁(清文淵閣四庫全書本)⒁竹浪遠「唐代の海図─その主題内容と絵画史上の意義をめぐって─」『古文化研究』第2号、2003年、許文美「仙気飄渺 長楽未央─明仇英「仙山楼閣」」『故宮文物月刊』第282期、2006年⒂特別展「偽好物 16~18世紀蘇州片及其影響」の作品紹介における解説:⒃「龍池競渡図」と「金明奪錦図」に残された跋文:⒄宮崎法子氏は、宋代の模本である「宮中図巻」を、明代画家の杜瑾による「仕女図巻」、仇英の「漢宮春暁図」と構図や図像、描写の観点から比較し、それぞれの特徴を抽出した上で、杜瑾や仇英の絵の鑑賞者あるいは注文主を明代の江南の裕福な男性たちと示唆した。(宮崎法子「中国における女性表現─宮中図を中心に」『交差する視線─美術とジェンダー〈2〉』ブリュッケ、2005年)⒅同注⑼前掲書、フリーア美術館所蔵の康煕11年の款彩「漢宮春暁」屏風は背後が「労績序」という人の寿を祝う寿序になっており、また安徽省博物館や、オランダ・アムステルダム博物館と南京博物院にそれぞれ所蔵されている漢宮春暁屏風は枠に吉祥図像が縁取られていることを踏まえて、周功鑫氏は以上のような十二扇屏風が清初に至って、長寿祝いの贈り物とされるようになったと指摘した。⒆陳香吟「居上林,登十洲「上林図」考辨与成画意涵探析」『史物論壇』第8期、2009年、43~44頁『絵苑璚瑶 清院本清明上河図』台北故宮博物院、2010年『公主的雅集 蒙元皇室与書画鑑蔵文化特展』台北故宮博物院、2016年台北故宮博物院書画典蔵資料検索系統:http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?dep=P&PaintingId=1442台北故宮博物院書画典蔵資料検索系統:http://painting.npm.gov.tw/Painting_Page.aspx?dep=P&PaintingId=5860図8 ― 95 ―― 95 ―図版出典図1 図2 図3、6 『中国漆器全集5明』福建美術出版社、1995年図7

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