鹿島美術研究 年報第35号別冊(2018)
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注⑴須藤良子『琉球紅型のイメージと実像』角川学芸出版、2014年⑵鎌倉芳太郎 1898-1983。日本の染色家。沖縄文化研究者。1973年重要無形文化財「型絵染」保持者に認定。1921年に沖縄県女子師範学校の教師として赴任。以降沖縄の歴史や文化の研究を進め、本土に沖縄の芸術を紹介した人物。ついての研究も、新たに加えていきたいと考えている。⑶祝嶺恭子「琉球王朝時代の染織の調査研究─ベルリン民俗学博物館所蔵のコレクションを中心にして─」『沖縄県立芸術大学紀要』No. 3、沖縄県立芸術大学、1995年⑷佐々木利和、萩尾俊章、與那嶺一子「農商務省より独逸宛沖縄関係物品目録について(上・下)」『沖縄県立博物館紀要』通号22・23、沖縄県立博物館、1996年・1997年⑸鎌倉芳太郎「琉球美術工藝に就きて」『財団法人啓明會第15回講演集』啓明會事務所、1925年⑹アマンダ・メイヤー・スティンチカム「在米琉球・沖縄染織品の調査─中間報告─」『沖縄文化研究』21、法政大学沖縄文化研究所、1995年、ルバース・吟子「在米国沖縄関連染織品調査研究報告」『沖縄県立芸術大学紀要』No. 7、沖縄県立芸術大学、1999年⑺国宝「琉球国王尚家関係資料」61-織-11-53「黄色地幾何学文様絣苧麻衣裳」⑻李鼎元『使琉球記』 1800年に来琉した冊封使李鼎元の著述に琉球で作られる花布の記述があり、紅型を示していると考えられている。⑼ハンス・ディーター・オイルシュレーガー「ヨーロッパにおける沖縄関係コレクションの歴史と現状」『世界に誇る・琉球王朝文化遺産展』浦添美術館、1992年⑽松坂屋染織コレクションの調査は、科学研究費助成事業(科学研究費助成)基盤研究(A)(一般)「日本染織コレクションの形成とその美術史的価値観の確立に関する研究」(課題番号15H01873)(研究代表者小山結弦葉)の調査の一環として実施された。⑾琉球国王が徳川将軍の襲職に際して慶賀使を、琉球国王の即位に際しては謝恩使を幕府に派遣する制度を言い、1634年から1850年までに18回行われた儀礼をさす。― 107 ―― 107 ―

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