吉原浩人「大江匡房と八幡信仰」(『早稲田大学大学院文学研究科紀要別冊』9、1982年、51~ 『宝物集』(『新日本古典文学大系』岩波書店、1993年)。 保立道久「『彦火々出見尊絵巻』と御厨的世界─海幸・山幸神話の絵巻をめぐって」(『物語の中世─神話・説話・民話の歴史学』講談社、2013年、76~121頁(初出は田名網宏編『古代国家の支配と構造』東京堂出版、1986年))。 永井久美子「弟の王権─『彦火々出見尊絵巻』制作背景論おぼえがき」(『比較文学・文化論集』図版出典図3: 『九州国立博物館開館10周年記念 トピック展示 祈りのかたち 八幡』展図録、九州国立は漁船であるが、かつては龍頭船で楽を奏し、鉾を立て、榊を捧げて傀儡子船を招いたらしい(『八幡古表神社の傀儡子 吉富町文化財調査報告第二集 改訂版』吉富町教育委員会、2005年)。⒃東京大学史料編纂所編『大日本古文書 家わけ第四 石清水文書之五』東京大学出版会、1970年。⒄拙稿「託宣する神々の図像」(『美術史論集』17、神戸大学美術史研究会、2017年、241~248頁)。⒅神は姿を持たないものであり、彫刻の現存最古作例は九世紀の松尾大社の男女神像や薬師寺、東寺の八幡三神像があるが、絵画は早い例でも十三世紀の作品になるのではないか。本地垂迹画を除けば「佐竹本三十六歌仙絵巻断簡(住吉明神)」(十三世紀)や香川・観音寺「琴弾宮縁起絵」(十四世紀)などのように、景観図で表されることが主流であり、そういった意味では「彦火々出見尊絵巻」は非常に早い神の絵画化であるといえる。⒆榎克朗編『新潮日本古典集成 梁塵秘抄』新潮社、1979年。⒇『転法輪鈔』『言泉集』(永井義憲、清水宥聖編『貴重古典籍叢刊6 安居院唱導集 上巻』角川書店、1972年)。60頁)。18、東京大学比較文学・文化研究会、2001年、75~84頁)。博物館、2016年、39頁。図1、2、4、5: 出光美術館所蔵(筆者撮影)― 150 ―― 150 ―
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