但し、京都国立博物館本「胎蔵界外金剛部図像」（旧松田家本）やそれと同系統の叡山本胎蔵 ①注⑾、②注⒃ 別尊雑記については、以下の論考を参照した。①真鍋俊照「心覚と別尊雑記について 伝記および図像「私加之」の諸問題『仏教芸術』70 毎日新聞社、1969年、67－100頁、②錦織亮介「別尊雑記の研究 その成立問題を中心にして」『仏教芸術』82 毎日新聞社、1971年、47－65頁、③真鍋俊照「『別尊雑記』の図像学的背景─両界と不動明王曼荼羅観の描写─」真鍋俊照『密教図像と儀軌の研究』上巻 法藏館、2000年、202－206頁 川村知行「四家鈔図像」『醍醐寺大観』第2巻 岩波書店、2002年 松原智美「両部曼荼羅の諸問題」（博士論文）松原氏は東寺観智院金剛蔵本『諸説不同記』を校訂されておられる。本研究でも『諸説不同記』をはじめ、台密系図像に関する諸資料に関しては松原氏の論考を参照した。 烏蒭沙摩明王については、以下の論考を参照した。①松本栄一『燉煌画の研究』図像篇 東方文化学院東京研究所、1937年、②関口正之「烏枢瑟摩明王図」『国華』1040 国華社、1981年、24－27頁、③真保亨（表紙解説）「絹本著色烏枢沙摩明王像」『仏教芸術』138 毎日新聞社、1981年、117頁、④内田啓一「烏蒭沙摩明王図─東京国立博物館本と奈良国立博物館本─」真鍋俊照『密教美術と歴史文化』法藏館、2011年、153－174頁 注⑴－② 『大正図像』5、549頁b「裏書」 『大正図像』7、161頁c⑹『大正蔵経』79、283頁a⑺『大正蔵経』78、319頁c⑻『大正図像』5、550頁a「裏書八八二」⑼『大正蔵経』78、63頁a⑽『大正蔵経』78、365頁b⑾土谷恵「中世初頭の仁和寺御流と三宝院流─守覚法親王と勝賢、請雨経法をめぐって」阿部泰郎、山崎誠編『守覚法親王と仁和寺御流の文献学的研究』論文篇 勉誠社、1998年⑿『大正蔵経』78、571頁a⒀『大正蔵経』78、645頁b⒁『大正蔵経』78、243頁a⒂小野玄妙編纂『仏書解説大辞典』8 大東出版社、1980年⒃『伝法灌頂資師相承血脈』（築島裕解題・翻刻「醍醐寺蔵本「傳法灌頂資師相承血脈」」醍醐寺文化財研究所『研究紀要』1、1978年）⒄『大正蔵経』78、178頁a⒅『大正蔵経』78、459頁b⒆『大正図像』3、504頁a⒇『真言付法本朝血脈』 『続真言宗全書』25 注⒃ ①印融『血脈私抄』下 『続真言宗全書』25、②祐宝『伝灯広録』巻第6 『続真言宗全書』33、③土谷恵「小野僧正仁海像の再検討─摂関期の宮中真言院と醍醐寺を中心に─」 青木和夫先生還暦記念会『日本古代の政治と文化』吉川弘文館、1987年、533－577頁界曼荼羅の成就仙衆は頭髪を大まかに描くようすで、『別尊雑記』本とは趣が異なる。― 347 ―― 347 ―
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