『京都五山禅の文化』（展覧会図録）、東京国立博物館、九州国立博物館、2007～8年。 前掲注⒅。⑷松村政雄「無極志玄と周豪の頂相画」『MUSEUM』127、1961年。⑸外山信司「『三国伝記』上総国極楽寺郷居住高階氏ノ女夢想の事 明大回経勝利也」めぐって」『国語教育 研究と実践』26、1989年。⑹梅沢恵「円覚寺の宝物をめぐる伝承とイメージの形成─仏牙舎利・五百羅漢・観音菩薩─」『鎌倉禅林の美 円覚寺の至宝』（展覧会図録）、三井記念美術館、2019年。⑺川本慎自「光明寺と二つの宝積寺」『夢窓疎石と鎌倉の禅宗文化』（展覧会図録）、神奈川県立歴史博物館、2012年。梅沢恵「津久井光明寺文書がつなぐもの─中世鎌倉文化圏における夢窓派の動向と美術」『津久井光明寺─知られざる夢窓疎石ゆかりの禅院─2つの宝積寺を訪ねて』（展覧会図録）、神奈川県立金沢文庫、2015年。⑻梅沢恵「夢窓疎石像（図版解説）」『國華』1454、2016年。⑼前掲注⑴。⑽鹿王院本『天龍宗派系図』、『嵯峨門派系図』に「無等 位」とみえる。⑾前掲注⑵、⑶。辻惟雄「無等周位筆・夢窓疎石像をめぐって」『新版古寺巡礼京都9天龍寺』、淡交社、2007年。⑿著名な例として、泉涌寺の大智律師像、南山律師像の賛は、各幅中央から外へ向けて着されている。⒀『高僧と袈裟』（展覧会図録）、京都国立博物館、2010年。⒁澤村専太郎「画僧周位について」『国華』347、1919年。渡邊一「東洋美術総目録 無等周位」『美術研究』75、1938年。⒂山家浩樹「無外如大の創建寺院」『三浦古文化』53、1993年。⒃『夢窓国師年譜』（『続群書類従九輯下』、続群書類従完成会、1925年）暦応四年辛巳、康永元年壬午、夏四月八日太上天応駕幸西芳寺受衣盆以執弟子儀。四月十五日武州太守高師直請兼管真如寺先是高師直受衣将建一梵刹請師為開山。⒄『夢窓国師年譜』建武三年、大将軍請師、於幕府展弟子礼、勤求示誨。⒅『夢窓国師年譜』貞和五年已丑、春三月、武衛将軍訪於西山咨問曰、往年在関東、拝仏光禅師真容、表弟子儀、今欲礼師、親受衣盂、如何。師曰事同一家。遂受衣盂。⒆川本慎自氏のご教示による。義堂周信『空華日用工夫略集』（辻善之助編、太洋社、1939年）永和元年、九月二日、小師中玉写余真、黄衣色而索讃、余責以服色之僭曰、凡今時濫進之徒、競欲著黄衣、是余平生所病也、汝今以余病加余、不亦不不孝乎、塗作壊色則賛、否則将去、蓋今俗例以黄衣為五山長老故也、吁、是什麽椀云云美香、中玉又懇求、余不得已為賛曰、吁何人斯、写余面目、身著黄衣、是竊服、手拈白払、為蛇画足、玉兮玉兮、儞要知麽、病夫不会禅、只愛煨蘆菔、咄、⒇時代がやや下るが、俗人肖像画と対となる頂相に、山口・東隆寺所蔵の南嶺子越像、厚東武実像（室町時代）がある。井手誠之輔氏のご教示による。― 254 ―― 254 ―
元のページ ../index.html#266